【全米が】なんか笑える霊体験31【テラワロス】
612:12/20(水) 15:47 4pH1VLD30AA
ふと思い出した昔見た夢の中のリアルな出来事。

目を覚ましたはずなのに暗い緑色をベースにした昔のテレビの砂嵐が暫く見えていた。
ソレが見えている間に自分自身が老人で痩せ細っていて体を満足に動かす事も出来ない状態であると何故か理解する。
感覚的には遠くから複数の会話が聞こえてきた。
砂嵐が薄らいできたから声を絞り出してみると、慌てて近付いてきた50代くらいで身長は170あるかどうかの如何にも固太りという男性がいた。
その男性が「お父さん!」と神妙な表情で声を掛けて来た瞬間に「あ、コイツ息子か」と妙に納得する。
自分自身は和風の室内に布団で寝かされていて、少々端側に位置しているのも何となく察知する。
そしたら男性に少し遅れて同じ様に「お父さん!」と、声を掛けて来た男性と同じ年頃の女性が似た様な表情で此方を見ていた。
その女性が涙を溜めて此方を見て来るのを観察して思った事は、
「息子の嫁だな」というのと「表情から体格まで息子のシルエットとか色々丸くしたら、まるでそのままじゃねぇか」
そんな事を考えながらも暗い緑の砂嵐が何度も迫ってくる。
怖くはないが砂嵐が来ると視界が閉ざされて体の感覚が無くなるのがもどかしかった。
その間にも主に2人の声が聞こえて来るが砂嵐の間隔が長くなってくるので、自分が没するのが分かる。
あんまり心配かけたくないから人生の最後に何か言おうと思ったら勝手に口が動いて、
「儂は…これから死ぬ」と断言していた。一人称は「俺」なのにって疑問はあったけど「大往生だ。良しとする」
という感覚で自分自身を納得させて暗い緑の砂嵐が受け入れた。この時に恐怖は無く、むしろ安心感があったと思う。

続く
1-AA