【全米が】なんか笑える霊体験31【テラワロス】
617:01/13(土) 21:25 jc4nuCPusAA
皆様明けましておめでとうございます。
守護霊の類とは変わってしまうのですが、母から聞いた話をふと思い出したので。

今年50となる母の幼少期のお話です。母の生家は時代を遡ると大名方が泊まりに来るような宿屋だったそうです。
母はそんな日本家屋で生活していたのですが、ある日トイレの扉が開いていました。誰かが閉め忘れたのかと、扉を閉じるべくトイレの前に行くと、中に誰かがいます。驚いて確認するとトイレには誰もいません。不思議に思いながらも戸を閉めて、今度こそ通り過ぎました。
それからというもの、母が廊下を通る度に同じことが起きたといいます。
トイレの扉が開いていて、誰かがいたのに、確認すると誰もいない……。母だけが体験したそうです。

普通ならこわい話です。しかし母は楽しそうに話してくれました。というのも、トイレにいたのは子供だったそうで、私の記憶が正しければ、着物を着た女の子です。
でもトイレにいるって無条件で怖いよなぁと思っていると、母はケラケラ笑って言いました。

「いっつもトイレ跨いでるの。しかも仁王立ち!それが面白くて面白くてw」

思わず吹き出してしまいました。
黒髪、オカッパ、赤い帯、白い足袋を履いた小さな女の子が和式トイレをドヤ顔仁王立ちで跨ぐ……シュールです(姿は私の想像)

「あの子はきっと座敷童子だね、引っ越したら出なくなっちゃったけど……」

語った母はちょっと寂しそうでした。
やっぱり洋風建築より伝統的な日本家屋が落ち着くのか、成長した母が見えなくなっただけなのか。
それにしても、茶室客室なんなら馬小屋もあるのにトイレを選んだ理由は何だったんでしょうwチョイスにセンスを感じる座敷童子だなぁと思いました。
以上、とある北国の今はない宿屋でのお話でした。初書き込み失礼致しました。
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