下
【全米が】なんか笑える霊体験31【テラワロス】
741:7392020/12/24(木) 20:36:28.50 ID:n1vabiwK0 神さまたちがささやかなクリパを楽しんでくれて何より。 閑話休題。 熱海へ日帰りオーシャンビュー温泉に行ったハナシ コロナ禍より前のこと。 ある秋の日に見たテレビで熱海特集が組まれてて、その一つに『日帰りでオーシャンビューを楽しめる温泉』というのがあったんだ。 それを観て「(熱海かぁ。がんばれば行けない場所じゃないな)」と思って、放送から次の週の、平日休みの日に行くことにした。 行く前日に台風が直撃して心配したんだが、使う交通網は無事で、何より思いがけず台風一過で雲一つない澄み切った秋の青空と綺麗な空気を現地で味わうことができたんだ。
742:7392020/12/24(木) 20:38:57.37 ID:n1vabiwK0 熱海駅周辺をぶらついて、徒歩で来宮神社まで行ってスイーツを堪能して。 あらかた気が済んだので本命のオーシャンビュー温泉へ『さぁ、行こう!』となったとき、 ふと、カラダにナニかがズドンと乗ったキがしたんだ。
743:7392020/12/24(木) 20:48:54.32 ID:n1vabiwK0 その気配から察して色情系のオトコらしく。 どうやら『オンナが温泉行こうとしている』のを察知したため、『じゃあジブンも憑れていってもらってオンナ湯を堪能させてもらおう』という完全なるスケベ目的。 取り合えず、軽くジャンプしてタン、と足音を鳴らしてその場にスタックし直そうとしたのだが、その程度でははがれてくれず「どーすっかなぁ(滅すには敵意も害意もないし、何より実害が発生してないし)」と考えててふと気付く。しだら(私に半常駐している神) )、しだら(そしてコレは便宜上呼称であって某八幡のソレではない)がナニもしていない、と思い返す。
744:7392020/12/24(木) 20:59:48.00 ID:n1vabiwK0 ヤツの気配はそこそこあるので気付いてないワケではないようなのだが、放置している様子から大したことはないのだろうと判断。 なので、コチラも放置することにして温泉のあるホテルに向かい、日帰り温泉とセットの中華ランチを東方美人(三煎目まで美味しい)でいただいて、いざ屋上のオーシャンビュー温泉へ。 脱衣所で服を取っ払って、さぁ行かん!! と温泉へのガラス戸を引いて中に入った瞬間、
745:7392020/12/24(木) 21:08:49.65 ID:n1vabiwK0 ――きゃあ!! オトコよ! オトコが入ってきたわ!!! と、イヤに聞いたことのある裏声を知覚して意識を向けたら、イチモツを消して胸をFかGにさせたしだら(普段は利便上で男性体だが大元が山林霊で無性のため公衆浴場に入るときは好きで女性体になる)がわざとらしく騒ぎ立てた、 と、思った瞬間に、見えこそできないが無数の気配が一斉にコチラへ向くのを感知し、驚く間もなく背から喉を潰されたカエルのような音を拾った瞬間に美味しい食事で忘れきっていた重みがきれいさっぱりと消えて、カラダが軽くなったんだ。
746:7392020/12/24(木) 21:18:30.65 ID:n1vabiwK0 そして向けられていた無数の気配は散り散りになり、見えないままだがその場で留まってナニかを楽しむような気配と様相になっていた。 察するに、どうやらこの無数の気配はこの浴場におわしている『先住民(温泉スキーな女性霊)』のようで、ジブンたちが楽しんでいるのに、ソレを台無しにしかしない全く違う目的で入ってきた闖入者を砂にされたようだった。
747:7392020/12/24(木) 21:30:55.41 ID:n1vabiwK0 「(まさかコイツ、この結果をわかってて・・・)」と思わずジト目を向けたが、ヤツはヤツで涼しい顔で鼻歌交じりに湯船に浸かっているダケ。 取り合う気も失せてコッチもオーシャンビューの温泉を楽しもうとカラダを洗っていたら、見えないが色目の気配が二つ三つくらい出てきて、なんだと思って顔を向けたら、そこには忌部さん(一地方しか群発していない超ローカル神社が一社の隅にあった忌部塚で眠っていらした方)が設置されているベンチ中央に座っていらして、その周囲を見えはしないが一部の女性霊たちが熱い視線を送ったり溜息をついたりしているようだった。
748:7392020/12/24(木) 21:40:23.28 ID:n1vabiwK0 忌部さんは、確かにイケメンだ、優男だ。白く長い見事な白髪に、育ちの良さが出ている甘く整った面立ちに柔和な表情。 でも、だからって、だからって、 「みてくれが良ければ、だいたい許される」を、こんなところで改めて思い知りたくなかったわ。
749:7392020/12/24(木) 21:59:04.23 ID:n1vabiwK0 世の中は、見た目が全て。 況して、精神性が「みてくれに反映され易い」連中だと、尚のこと。 「見た目すら整えられないヤツが門前払いされるのは、どこのセカイも変わらない」という、世知辛さを痛感させられました。 生身人間は、身嗜み、清潔、場合によっては整形という手もある。 無形存在は、精神セルフコントロールがだいたい全て。 あの滅された存在も、スケベ目的ではなく純粋な「温泉入りたさ」だったら、混浴ぐらいは許してくれたのかもね。モテはしないが忌部さんのように。 声が上がった瞬間に滅されるって、どんだけ見てくれが「まんま」だったのだろうか。
750:7392020/12/24(木) 22:19:37.29 ID:n1vabiwK0 温泉に関しては、以上なんだ。 このあと、帰りの電車の中でうたたねしていたら夢の中で目の前に来宮さん(の遣使で見目が某球技漫画の天才セッター)がおわして、 何の用なのだろうかと怪訝に思っていたら、背後にいたしだらがちょいちょいと来宮さんを手招きすると、来宮さんが急に抱きついてきて「な!!?」と驚いたらガチ泣きされてた。 どうやら、人間が好きだからゆえに神を目指しているのだが、人間好きゆえに(魂に)直に触ってみたいという欲求があるのだが、ソレで対象人間を障ってしまったら神目指し者失格だということで我慢をしていた、らしい。 で、この状況。 「(そういえばあのセッターの悩みは『動物に嫌われている気がする』だっけ)」 などと、どうでも良すぎることを思い出しながら、背中をぽんぽんと軽く叩いたら更に力を強くされて、本当に私じゃなかったら『障る』どころじゃ済まされないよなぁ。 と、思ったら意識が肉体に戻って、認知した視界は、車窓の向こうにある夕日の沈む海。 眠くなったから、寝直した。 今度こそ、おしまい。
上
前
次
1-
新
書
通
板
覧
主
AA
省
【全米が】なんか笑える霊体験31【テラワロス】 http://bbs.yakumotatu.com/test/read.cgi/wararei/1440822674/