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【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝9
341:739◆Al9ki804zA2021/06/16(水) 20:55:47.66 ID:fWInZGeM0 結果を言えば、鳥居付近でクンビーラは剥がれてくれて、万々歳。 夜行バス明けとはいえ、ちゃんと奥社まで参拝し、宿へ泊まり、現地の友人と合流して大山祇神社の本社へ連れていってもらい、別れて宿に泊まり、道後を軽く見てフェリーで広島に向かって路面電車からのフェリーで宮島の厳島神社と大願寺を参拝し、新幹線で帰宅。 どうせ遠方に行くならば、行けるトコ行っちゃおうぜな強行スケジュールだったんだ。 そうして、それから二年だか三年だから経過した、ある晩のこと。 フツーに寝ていたのだが、ふと何やら目映い気配がして目を閉じたまま意識をそちらへ向けると、すごい柔和な気配を漂わせた平安貴族がそこにおわしてたんだ。 なんで平安貴族(っぽい)のがここに? と、疑問しか湧かなかったのだが、その平安貴族はコチラをまるで実の我が子を見るような慈しみの気配を滲ませるものだから、下手な詮索はなんだか野暮のような気もしたんだ。 少なくとも危害を加えるような気配はないので、放置して寝直すべく意識を沈め始めるものの、平安貴族の気配、どこかで知ったことあるような気がしてどこだったっけと沈む意識の中で思い返していると。 金刀比羅本宮だ 「(ん?待てよ、この気配が金刀比羅本宮のソレだとしたらこの平安貴族ってひょっとして、)」 と、考えに至っても沈み込んだ意識のまま眠ってしまい、朝起きて「マジかー」と、なった。 私の知っている『崇徳院』さんは、柔和でやさしい気配を持った、いい意味での『お貴族さま』なので、 ちまたで云われている『祟り神』とか『願いの叶え方が容赦ない』というのを聞くと、かなりモヤっとくる。 特に『願いの叶え方』に関しては「(人間ですら年が10離れていればジャネレーションギャップによる価値観の相違があるというのに神というそもそも存在定理すら異なる相手に対してコッチ都合に則って然るべきっていう無意識無自覚の思い上がりェ)」と。 だから結果的に『猿の手』になるさせてしまうんだ、ってね。 ――――
342:739◆Al9ki804zA2021/06/18(金) 22:57:08.18 ID:krKzL8PO0 今の体質を負ってから二年とかたぶんその辺りの頃。 求職者支援訓練時代のとき。 訓練の一環で、提携している学校の事務作業の手伝いに半月ほど通うことになったんだ。 向かう学校は、いつも作業している場所と駅から真反対の場所にあったが、徒歩で普通にいける場所だった。 使い慣れた駅とはいえ、普段ならば向かわない方向に軽い新鮮さを覚えながら、通い続けた。 そんなある日、帰路の途中で不意に小さすぎる違和感を覚えて眼を向けた。 網膜に映ったのは、建物と建物の隙間。せいぜい細かいゴミが落ちているぐらいで、やっぱりなんてことのない空間。 覚えた違和感に自分自身で小首を傾げたが、何もなかったのでそのまま通り過ぎて帰宅した。 その晩、風呂でうたたねをしていたら、夢を見た。 いた場所は闇の空間。ソレで「また精神意識がどっかに転がり落ちたか引っ張られたか」と小さく嘆息。当時はふとした瞬間、特に気が抜けた際に『こう』なりやすかった。生きるだけで強い負荷が掛かるカラダに耐え切れず魂や精神が“逃げ出してしまう”のだ。一種の心身乖離。前々から似たようなことは多かった(ストレスが閾値を超えると脳内人格自殺を起こしてストレスをリセット錯覚させる)が、たぶん脳梗塞で心身機能が壊れてしまったため更に妙な方向へ拍車を掛けた。 とはいえ、身体としては飽くまで仮眠状態で所謂『明晰夢』を見ている状況であり、その気になれば無理矢理覚醒させることも可能だ。 だが、ソレをすれば“明晰夢に囚われた精神部位を無理矢理に切り離す”ことになり、心身に結構なダメージを負うことを嫌というほど思い知っているため、自ら進んで“正しく夢を終わらせる”必要があった。 仕方がないので、家族に「風呂いい加減に出ろ」と言われるまで、果てが無いとしても転がり落ちた闇の空間を進むしかなかった。 そうして進んでいくと、周囲に現れ始めたのは、動く死体の数々。腐乱していたり欠損していたりとバラエティ豊かだったが、そのどれもが敵意も悪意もなく、ただ、和気藹々と楽しく楽しそうにしていた。 「(なんなんだ?ここ)」歩く生者に気に掛けることもなく、仲間たちと歓談する死体たち。 そして気付けば、いつの間にか進む先には、宴を開いている動く死体の集団。
343:739◆Al9ki804zA2021/06/18(金) 22:58:06.31 ID:krKzL8PO0 反射的に足を止めると、宴をしていた死体の一つがコチラに近づいてきた。 崩れた顔ながらも、柔和で友好的で、どことなく嬉しそうな気配を隠すことなく、確かに笑顔を浮かべていた。 ――怖がらないでくれてありがとう なんのことなのか、私にはわからなかった。 ――お礼に 困ったら助けてあげるよ そうして更に深くなった笑みを感じ取ると、私の意識は無事に浴室へと戻っていた。 終わったあとで思い出したのは、その日の帰路で引っ掛かった、建物と建物の隙間の細い空間。あの気配、だった。 その数日後、風呂場にて意識を“持っていかれて”その部分が食われそうになったのだが、 咄嗟に、あの時の死体に叫び声を上げたら、見えこそしないがソレと同じ気配がいくつも周囲に現れては“持っていこうとした”対象を徹底的にボコし、消えていった。 助けてくれたのはこの一回だけとはいえ、 なんだかよくわからないことに恩義を覚えて返すことをする彼らは、めちゃくちゃイイヒトたちだったのだろう。
344:739◆Al9ki804zA2021/06/18(金) 23:04:46.40 ID:krKzL8PO0 なお、この“意識が逃げ出す・転がり落ちる”“持っていかれる”現象は、 ココから何年か後で土着神に遭って、ソレにツかれてKV(カミバイオレンス)だの殺し合いレベルのケンカだのしながらも、 性格こそ大分終わってはいるが、知見と情だけは厚いヤツの施す心身への荒療治とリハビリ、根気強い“連れ戻し(但し逃げ出しの七割くらいはヤツ自身からの逃亡図りだが)”を三年ほど続けて、 ようやっと“(たぶん脳梗塞前よりも)人並みに日常生活を送れる心身”に回復したんだ。 ただ、 『土着神のナチュラル圧に慣れてしまって“畏怖”に対する閾値が高くなりすぎた』 という余りに重過ぎる代償は、未だに遣る瀬なかったりする。 よし、泣こう。 ――――
345:名無しの霊体験2021/06/19(土) 19:14:03.30 ID:ULol+O1i0 崇徳院さん、今はそんな柔和なご様子なのか 随分前に某誌の検証で「速い話がええとこのボンボン的な」とか「呪術的なブレーン言ってくれる味方がいない」とか 「最初にあからさまに呪ってます!なビジュアルがウワッとくるけど技術も何もない、あまりにド直球の怨念で呪いが呪いとして作用してない」とか 言われてたように記憶してるけど、その辺は荒御魂の部分と和御霊の部分で身ええ方違ってたりしたんかな
346:739◆Al9ki804zA2021/06/20(日) 20:26:40.05 ID:5uP2ZX+N0 >>345 それはあるかもしれませんね。 私が訪れた場所が金刀比羅本宮という「地元からナチュラル信仰集めている上に長閑過ぎる」地域のため角が取れてしまい、生前や今際、現在の『他』はどうあれども其処のは穏やかなのかもしれません。 逆に言えば、安井さんのほうは「多くの参拝者たちの目的が目的のため、」なので。ホワイト環境とブラック環境で人間性が変わってしまう、的な。 だとしても、あそこまで柔和な気配を知ってしまうと、やっぱり世間のソレに対してどうしても『モヤっと』感は、出てしまいますね _(:3」∠)_
347:739◆Al9ki804zA2021/07/17(土) 22:16:02.96 ID:LoNBJD/j0 それは去年の二月に、平日二連の休業日を利用して京都旅行で金閣寺に赴いたときのこと。 近年稀に見るヒトの少なさにテンションを上げながら、真冬の澄み切った青空と冴え返る金色の輝き、そして湖面に映った金閣寺の美しさや手入れの行き届いた庭園を堪能していたんだ。 そして、看板通りの順路に従い歩いていくと、ふと太陽の白い光が一際差し込んでいるように見えた箇所に視線が持っていかれ、吸い込まれるようにして意識に入ったのは、小さな社。近くの看板には『神榊』と書かれていた。 金閣寺に個人で赴いたのは今回で三回目ほどだが、その過去の二回では人混みもあってかこの小さな社は目に入らなかったので、小さな発見に「ふぉおおぉ・・・!!」と目を輝かせたんだ。 嬉しくなって無遠慮に眺め回していたら、不意に、社の奥から何やら楽しげな気配を感知した。 旧いながらもどこか若い。その気配から、 「(この神様、ぜったいノリがいいはず!!)」と、根拠の無い確信を得た。 試しに、柵越しに「(ウェーーイ)」とやってみた。 そしたら、 ――ウェーーーイ と、返して下さった。
348:739◆Al9ki804zA2021/07/17(土) 22:16:49.73 ID:LoNBJD/j0 「(ヤバい、この神様ホントわかってる!!)」 ノリが通じた嬉しさで更に「(ウェ〜〜〜イwww)」とやってみたら、 ――ウェ〜〜〜イw と、更にノって頂けた。 「(ウはwwwコレたのしいwwwwww)」 と、向こうがノってくれることで更にチョーシに乗った。 そのままひとりと一柱でウェイウェイし合い、 数分ほどして「(ふぅ、いいウェイしたぜ)」と、やり切り感による心の汗を拭う。 そして社に「(アザっしたァ!!)」と一礼し、賽銭箱が無かったため近くにあった授与所でお守りを一体頂いた。あれだけ先方に時間拘束をさせておきながら一銭も払わないというのは流石にナイし、たのしい時間を過ごさせていただいたのだから応援購入をするのは基本中の基本である。 ほくほくしながら残りも巡り、金閣寺のラストスポットである不動堂に到着。 これでもう金閣寺も最後かぁ、などと名残惜しさを覚えながら不動堂を参拝、 しようとした瞬間、わかり易く苛立ちの念がコチラに向けられていて、思いっきり頭の中で疑問符を打った。 「(ん?なんか怒ってる?でもアタシ、怒られるようなことなんて何も、)」 と、不意に思い立ったのは、『神榊』でのウェイウェイタイム。 あそこにおわす神様は結構旧そう(実際山の鎮守)だったが、少なくとも『鹿苑寺』としての主ではない。 だのに、ソレをほっぽといて、あるイミで隠居のような神に先んじられたことが、面白くなかったようだった。 とはいえ、だ、 「(だとしたら、挨拶しようにもソコより『先』になかったんだから、仕方なくない?)」と思い、そして先方にソレを伝えたら苛立ちを半分ぐらい収めていただけた。 そうして改めて手を合わせて頭を下げた。 なお、そのお守りは現在もドアスコープの上に覆い下がった状態です。 玄関の簡易守り兼、万一のドアスコープ破りのスコープ対策に、物理で防御しています。 ――――
349:739◆Al9ki804zA2021/07/18(日) 21:04:34.92 ID:+oyG4wzSs 申し訳ありません、>>347-348 に記載されている『神榊』は『榊雲』の誤りでした。 金閣寺のサイトを見ながら書いたのに間違えるとは不覚が過ぎました。 思い込みってこわい。
350:739◆Al9ki804zA2021/08/10(火) 18:47:31.64 ID:w5as1QhD0 それは一年ほど前に、紅葉狩りをしようと名古屋旅行の初日のこと。 結果的に紅葉狩りの成果を言えば、全く紅葉している木々がなく、紅葉狩りならぬ銀杏狩りに終わってしまった。 明治神宮では青葉ままで紅葉が拝めずのリベンジだったので、熱田神宮→徳川園というスケジュールを組んだのだが、空振りに終わる。 そして、現地の友人夫妻一家と夕食を取る約束のため、友人夫から先にもらっていた徳川園発のバス時刻表の画像データに従って時間を調整したのだが、貰った画像データと現実時刻表が違いすぎたんだ。あんのニワトリめ。 恨み言の一つでも言おうと(待ち合わせ時間のこともあるので)SMSを飛ばし返信を待ったのだが、運よく数分程度でバスが来たので運転手に停留所の確認をして、そのまま乗車。 さて愛知といえば、交通事故全国ワーストランカーなのは知られたことだが、今回乗車した路線バスに至っては正面衝突事故も起こっているとのこと。 そんな名物()に、まさか今回流石に引いたら永劫ハナシのネタにしてやろうと、意気込んでいたんだ。 しかし、バスに乗車して数分も経たない内に、眠気に襲われた。 タカノでパフェ2品を食べていた時以外は歩き通しだったため、その疲労が出たのだろうと、聴いている音楽で時間を計りながら、軽い仮眠を取ることにした。 そして、意識を半覚醒状態に落とし込むと、ジブンの周囲に不思議な気配が、もとい、平生ならば知覚外の魑魅魍魎(もといこまい妖怪)たちが蠢いていた。 危害を加えるような様相は見えないため、放置していると、 ――たからだ たからだ 我らがたからだ ――かくせや かくせ しまいこめ と、私の周囲に鉄板のようなもので立て掛けては一方以外を囲い込み、その中に綿のようなものを詰め入れていた。 一体なんのつもりなんだ? と、思いつつも、気配がどこか友好的なソレなので、 「(あーまー、きっと交通事故から護ってくれている、そういうことにしておこう)」 と、ジブンの中で済ませると、綿っぽいものを入れきったのか最後の鉄板を立て掛けて四方を完全に囲い込むと、念の入ったことに、蓋のようなものを被せてきた。 結局、何事も無いままに待ち合わせの停留所、の、スーパーに辿り着き、 ニワトリに改めて文句を言って、夫婦の車に乗せてもらい古民家カフェで、夕食を美味しくいただいたのだった。 ――――
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