下
【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝9
346:739◆Al9ki804zA2021/06/20(日) 20:26:40.05 ID:5uP2ZX+N0 >>345 それはあるかもしれませんね。 私が訪れた場所が金刀比羅本宮という「地元からナチュラル信仰集めている上に長閑過ぎる」地域のため角が取れてしまい、生前や今際、現在の『他』はどうあれども其処のは穏やかなのかもしれません。 逆に言えば、安井さんのほうは「多くの参拝者たちの目的が目的のため、」なので。ホワイト環境とブラック環境で人間性が変わってしまう、的な。 だとしても、あそこまで柔和な気配を知ってしまうと、やっぱり世間のソレに対してどうしても『モヤっと』感は、出てしまいますね _(:3」∠)_
347:739◆Al9ki804zA2021/07/17(土) 22:16:02.96 ID:LoNBJD/j0 それは去年の二月に、平日二連の休業日を利用して京都旅行で金閣寺に赴いたときのこと。 近年稀に見るヒトの少なさにテンションを上げながら、真冬の澄み切った青空と冴え返る金色の輝き、そして湖面に映った金閣寺の美しさや手入れの行き届いた庭園を堪能していたんだ。 そして、看板通りの順路に従い歩いていくと、ふと太陽の白い光が一際差し込んでいるように見えた箇所に視線が持っていかれ、吸い込まれるようにして意識に入ったのは、小さな社。近くの看板には『神榊』と書かれていた。 金閣寺に個人で赴いたのは今回で三回目ほどだが、その過去の二回では人混みもあってかこの小さな社は目に入らなかったので、小さな発見に「ふぉおおぉ・・・!!」と目を輝かせたんだ。 嬉しくなって無遠慮に眺め回していたら、不意に、社の奥から何やら楽しげな気配を感知した。 旧いながらもどこか若い。その気配から、 「(この神様、ぜったいノリがいいはず!!)」と、根拠の無い確信を得た。 試しに、柵越しに「(ウェーーイ)」とやってみた。 そしたら、 ――ウェーーーイ と、返して下さった。
348:739◆Al9ki804zA2021/07/17(土) 22:16:49.73 ID:LoNBJD/j0 「(ヤバい、この神様ホントわかってる!!)」 ノリが通じた嬉しさで更に「(ウェ〜〜〜イwww)」とやってみたら、 ――ウェ〜〜〜イw と、更にノって頂けた。 「(ウはwwwコレたのしいwwwwww)」 と、向こうがノってくれることで更にチョーシに乗った。 そのままひとりと一柱でウェイウェイし合い、 数分ほどして「(ふぅ、いいウェイしたぜ)」と、やり切り感による心の汗を拭う。 そして社に「(アザっしたァ!!)」と一礼し、賽銭箱が無かったため近くにあった授与所でお守りを一体頂いた。あれだけ先方に時間拘束をさせておきながら一銭も払わないというのは流石にナイし、たのしい時間を過ごさせていただいたのだから応援購入をするのは基本中の基本である。 ほくほくしながら残りも巡り、金閣寺のラストスポットである不動堂に到着。 これでもう金閣寺も最後かぁ、などと名残惜しさを覚えながら不動堂を参拝、 しようとした瞬間、わかり易く苛立ちの念がコチラに向けられていて、思いっきり頭の中で疑問符を打った。 「(ん?なんか怒ってる?でもアタシ、怒られるようなことなんて何も、)」 と、不意に思い立ったのは、『神榊』でのウェイウェイタイム。 あそこにおわす神様は結構旧そう(実際山の鎮守)だったが、少なくとも『鹿苑寺』としての主ではない。 だのに、ソレをほっぽといて、あるイミで隠居のような神に先んじられたことが、面白くなかったようだった。 とはいえ、だ、 「(だとしたら、挨拶しようにもソコより『先』になかったんだから、仕方なくない?)」と思い、そして先方にソレを伝えたら苛立ちを半分ぐらい収めていただけた。 そうして改めて手を合わせて頭を下げた。 なお、そのお守りは現在もドアスコープの上に覆い下がった状態です。 玄関の簡易守り兼、万一のドアスコープ破りのスコープ対策に、物理で防御しています。 ――――
349:739◆Al9ki804zA2021/07/18(日) 21:04:34.92 ID:+oyG4wzSs 申し訳ありません、>>347-348 に記載されている『神榊』は『榊雲』の誤りでした。 金閣寺のサイトを見ながら書いたのに間違えるとは不覚が過ぎました。 思い込みってこわい。
350:739◆Al9ki804zA2021/08/10(火) 18:47:31.64 ID:w5as1QhD0 それは一年ほど前に、紅葉狩りをしようと名古屋旅行の初日のこと。 結果的に紅葉狩りの成果を言えば、全く紅葉している木々がなく、紅葉狩りならぬ銀杏狩りに終わってしまった。 明治神宮では青葉ままで紅葉が拝めずのリベンジだったので、熱田神宮→徳川園というスケジュールを組んだのだが、空振りに終わる。 そして、現地の友人夫妻一家と夕食を取る約束のため、友人夫から先にもらっていた徳川園発のバス時刻表の画像データに従って時間を調整したのだが、貰った画像データと現実時刻表が違いすぎたんだ。あんのニワトリめ。 恨み言の一つでも言おうと(待ち合わせ時間のこともあるので)SMSを飛ばし返信を待ったのだが、運よく数分程度でバスが来たので運転手に停留所の確認をして、そのまま乗車。 さて愛知といえば、交通事故全国ワーストランカーなのは知られたことだが、今回乗車した路線バスに至っては正面衝突事故も起こっているとのこと。 そんな名物()に、まさか今回流石に引いたら永劫ハナシのネタにしてやろうと、意気込んでいたんだ。 しかし、バスに乗車して数分も経たない内に、眠気に襲われた。 タカノでパフェ2品を食べていた時以外は歩き通しだったため、その疲労が出たのだろうと、聴いている音楽で時間を計りながら、軽い仮眠を取ることにした。 そして、意識を半覚醒状態に落とし込むと、ジブンの周囲に不思議な気配が、もとい、平生ならば知覚外の魑魅魍魎(もといこまい妖怪)たちが蠢いていた。 危害を加えるような様相は見えないため、放置していると、 ――たからだ たからだ 我らがたからだ ――かくせや かくせ しまいこめ と、私の周囲に鉄板のようなもので立て掛けては一方以外を囲い込み、その中に綿のようなものを詰め入れていた。 一体なんのつもりなんだ? と、思いつつも、気配がどこか友好的なソレなので、 「(あーまー、きっと交通事故から護ってくれている、そういうことにしておこう)」 と、ジブンの中で済ませると、綿っぽいものを入れきったのか最後の鉄板を立て掛けて四方を完全に囲い込むと、念の入ったことに、蓋のようなものを被せてきた。 結局、何事も無いままに待ち合わせの停留所、の、スーパーに辿り着き、 ニワトリに改めて文句を言って、夫婦の車に乗せてもらい古民家カフェで、夕食を美味しくいただいたのだった。 ――――
351:739◆Al9ki804zA2021/08/10(火) 21:58:49.46 ID:w5as1QhD0 ソレは今から十年ぐらい前。 現在の体質のきっかけたる“たぶん脳梗塞”から二年ほどは経過していたときの、盆休みの母方実家帰省のこと。 当時の私はジブンのカンカクをかなり持て余しており、ソッチ系の免疫も脆弱だった。 小さなソウイウ気配に怯えては、何も知らない家族に悟られまいと表層に出さないように努めるのが、当時の精一杯だった。それだけでなく“たぶん脳梗塞”による発話困難や身体麻痺のカバーもあった。 行かないほうが良いのはアタマではわかっていたが、幼い頃から母方実家に遊びに行くのは私含めて三姉妹全員楽しみにしてきた行事なので、ジブンだけ「行かない」というのは怪しまれる恐れがあったんだ。 別の理由もあった。 母方実家は隣家まで直径300mの距離があり、最寄のコンビニまで車で30分はかかるという、ガチ山奥だ。 なので、山の精気に当たれば多少カラダがラクになるのではないか。そう考えてだった。 しかし、母方実家のエリアに入った瞬間、待っていたのは“アウェー”なソレだった。 そして、視覚化こそできないが、その“アウェー”さを放っているのは、山の精などではなく、祖霊たち。 ここは確かに何度も遊びに来た母方の実家であり、私は母の実子だ。そして、ここは母の父が建てた家である。また、この家では田舎特有の違う家同士が同じ墓所で、盆でこの家は必ず“お迎え”をしており、私も以前から何度もしている。何より、バチ当たりなことなどしたことがないし、そもそもしようもない。 にも関わらず、土地にいる祖霊たちは、『私』に対して排他的な気配どころか、害意や敵意を露にしている。 変な不可視連中からちょっかいを掛けられることは間々あったが、ここまで明確すぎるものをぶつけられたのは、初めてのことだった。しかも、その相手が祖霊である。まるでイミがわからなかった。 混乱とショックで、唯一落ち着けた場所は生前に祖母がナニかしらの作業をしていた軒下のスペース。そこだけは、祖母の気配が強く残っており、ひょっとしたら祖母自身がいたのかもしれず、そこに横になって凌いでいた。
352:739◆Al9ki804zA2021/08/10(火) 21:59:48.91 ID:w5as1QhD0 そうして迎えた夜。昼間の天気を引き継いだかのような晴天だった。 都会から離れているため、雲ひとつない夜空は金銀砂を撒き散らしたかのよう。天の川が見えるレベルの澄み渡りは、星が多すぎていっそ星座がわからないほどだ。 そんな満天の空の下で、親戚の子供たちと親たちと、姉とその夫と妹と母が花火で遊んでいた。 楽しそうに、声を上げて、笑って色とりどりの火を振り回していた。 しかし、私はソレどころではなかった。 夜になって個体数も増えてソレら自体の強まりすぎた念に、怯え切っていたのだ。 昼はまだ残っていた祖母の気配も、ソレらを前には押しやられてしまい、私を護ってくれる――もとい安心させてくれるモノなど、どこにもなかった。 周囲にあるのは、敵意と害意を剥き出しにする、本来ならば護ってくれるはずたちの存在。 このまま死に追いやることすら、やぶさかでない様相で。 恐怖とショックで混乱は増し、増した混乱は一層に恐怖を募らせる。 そして、募った恐怖は、悲しさを呼んだ。平生ならば、張った虚勢の向こう側にある、ソレを。 一度ソレを自覚してしまえば、もう駄目だった。 「(・・・・・・ぁ、)」 張っていた緊張の糸はほつれ切れ、 気付けば、私は不可聴の強すぎる金切り声を、全身で上げていた。 その瞬間だった。
353:739◆Al9ki804zA2021/08/10(火) 22:01:44.55 ID:w5as1QhD0 晴れすぎた夜空だったが、急にどこからともなく厚く低い雲が垂れ込め始め、 ゴロゴロと、電熱による空気の膨張破裂音が、周囲に響き渡る。 急な雷雲に花火をしていた一行は急いで片付けを始めて、急いで軒下や屋内へと避難を始めた。 山で天気が急変することは、珍しくない、そう、珍しくはない自然現象である。 空気の膨張破裂音の頻度が高くなり、厚くなった雷雲が稲光を伴い始め、溜まりに溜まった静電気が空気という分厚い絶縁体を破壊しながら地面最寄りな高い木に落ち、それぞれの破壊音が空間全体を割れんばかりに響き渡って空全体が大きく震え上がるなど。よくある自然現象である。 その後で、空が急激に晴れ上がるのも、そこそこ経てば山火事懸念なのか消防車のサイレンが聞こえ始めたのも。珍しくは、ない。 そして、糸が切れきったはずの私は、なおもガクブル震え上がっていた。 これは去った雷に怯えているわけではなく、況して、祖霊たちの害意や敵意に怯え直しているワケですらなかった。 それどころか、祖霊たちのほうが幾分か“まだ”マシだったと、痛切に思い知らされていた。 「(ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい、なんでどうして!!?来ちゃったの!!?)」 あの雷の気配は、雷神のものだった。 知っていたカルラ(らしきモノ)のソレとは別種で、ただの自然現象にはない明確な目的意思が、あの雷にはあった。
354:739◆Al9ki804zA2021/08/10(火) 22:03:02.62 ID:w5as1QhD0 そして、ナニかしらの明確な意思を以って落とされた雷は、周囲一帯の祖霊たちの気配を一瞬にして黙らせた、を通り越して、掻き消した。 都合の良い解釈をするならば、耐えかねて上がった悲鳴に雷神が助け船を出してくれた、である。だが、現実的に考えるならば『なんかアソコが色々うるさかったから雷落としてみた』ぐらいが妥当だろ。確かめる術は、もうないが。 が、いずれにせよ、不安感で結果的に呼び出してしまい、ソレで周囲から多くのモノが消滅してしまったら、果たして。 「(これじゃ、私がなんのためにカルラの力を敢えて遠ざけてきたのか……)」 自身の不甲斐なさに今度は泣き出しそうになったが、これで泣き出してしまえば、変な意味で周囲に心配されることが目に見えていたので、必死に耐え、何事もなかったかのように家の中に戻った。心の中で、亡き祖母に礼だけ述べて。 そして、やっぱり自分自身が強くならねば、今のようなことはこの先何度も起こり得てしまい、一番恐れていた未来が現実になるだろうと、深く胸に刻んだ。 その晩、夢にて空から星が落ちてきて、その中から出てきた宇宙人らしきモノに命を狙われたが、 「(コレはただの悪夢!!)」と、敢えて自ら殺されに向かい、頭を鉈だか斧だかでカチ割られて目が覚めた。 そこそこ早くはあったが、既に朝には違いなかったので、ジブンの布団を畳むと眠っている母と姉妹を置いて食事場所へと向かった。 その後、墓参りも迎え火送り火を何事もなく終わらせ、悪夢も見ることなく、二泊三日の小旅行は恙無く終了した。 ――――
355:739◆Al9ki804zA2021/08/11(水) 15:27:06.37 ID:j5cQ72bS0 今から一年ほど前のこと、 政府のGotoキャンペーンで長野は軽井沢にホテルのサービス目当てで宿泊を決めたんだ。 そして現地ホテルに到着して浮かれたまま綺麗に整えられた植栽に心の中で話し掛けた。 「(こんなに丁寧にされてて、いい暮らしをしているのね)」 飽くまで、内心独り言で、ある。 のに、 ――よくはないけど悪くもないね という思わぬマジレス。 ( ゚Д゚) 硬直が解けるのに2秒はかかったんだ。 ――――
上
前
次
1-
新
書
通
板
覧
主
AA
省
【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝9 http://bbs.yakumotatu.com/test/read.cgi/wararei/1475175671/