【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝9
353:739◆Al9ki804zA 08/10(火) 22:01 w5as1QhD0AA

晴れすぎた夜空だったが、急にどこからともなく厚く低い雲が垂れ込め始め、
ゴロゴロと、電熱による空気の膨張破裂音が、周囲に響き渡る。

急な雷雲に花火をしていた一行は急いで片付けを始めて、急いで軒下や屋内へと避難を始めた。
省19
354:739◆Al9ki804zA 08/10(火) 22:03 w5as1QhD0AA

そして、ナニかしらの明確な意思を以って落とされた雷は、周囲一帯の祖霊たちの気配を一瞬にして黙らせた、を通り越して、掻き消した。

都合の良い解釈をするならば、耐えかねて上がった悲鳴に雷神が助け船を出してくれた、である。だが、現実的に考えるならば『なんかアソコが色々うるさかったから雷落としてみた』ぐらいが妥当だろ。確かめる術は、もうないが。
が、いずれにせよ、不安感で結果的に呼び出してしまい、ソレで周囲から多くのモノが消滅してしまったら、果たして。
省21
355:739◆Al9ki804zA 08/11(水) 15:27 j5cQ72bS0AA

今から一年ほど前のこと、
政府のGotoキャンペーンで長野は軽井沢にホテルのサービス目当てで宿泊を決めたんだ。

そして現地ホテルに到着して浮かれたまま綺麗に整えられた植栽に心の中で話し掛けた。
省22
356:08/22(日) 16:00 DJ6PeDzv0AA
なんでまたそんな、祖霊さんから邪険にされんといかんかったのか、と
思っちまうんですがね
357:739◆Al9ki804zA 10/13(水) 18:43 zZaDaoB60AA
少なくともネカフェ一棟分を消し飛ばした話


それは今から数年程前に、イベントの話し合いで池袋のネカフェ個室に集まったときのことだった。

先に言っておくと、池袋は個人的には用がなければ近付きたくない場所である。省18
358:739◆Al9ki804zA 10/13(水) 18:44 zZaDaoB60AA

その瞬間、入眠とは呼べない恐ろしい速さで意識が落ちていくのがわかり、このまま気持ち良く夢も見ずにぐっすり仮眠が取れるのだろうな、と、思っていたら、
ふと落ちていく意識の速度に歯止めがかかり、ゆっくりと意識がその場に留まっていくのがわかった。
体は眠った状態で、眼は閉じたまま意識の向こうに引っ張られ、た、瞬間、
横になっている私に、半透明の球形のようなモノを被せてその上から更に覆いかぶさっているしだらと、更にその向こう側で、なんだかよくわからない邪気を発しながら更に覆い被さろうとしている、アメーバとヒルの複合体の様な群生体のような、汚泥の波。名伏し難い、ナニか。その光景が、飛び込んで来た。
省25
359:739◆Al9ki804zA 10/13(水) 18:46 zZaDaoB60AA

自身すら知り得ぬような奥底から発された怪音波とも呼べるソレは、そこで知覚し得るもの全てを地の底から震え上がらせ、
その場にあった邪気を発し覆い被さろうとしていたモノ諸共エリア一帯のナニかを全て消し飛ばした。

消え切った気配に、私は横たわったまま小さく肩で息をしていると、不意に、しだらでもなければ況して先程の思念体と全く違う存在がこちらに意識を向けているのを知覚した。
上体だけ起こして顔を向ければ、そこにあったのは西洋の鬼のような、何か。短い下履きだけの青皮にスキンヘッドで、額に横並びの皮に覆われて飛び出た角が二本の、個体。省22
360:739◆Al9ki804zA 10/13(水) 18:48 zZaDaoB60AA

ゴングが鳴った話


それは数年前に鳥取‐島根旅行をしていたときのこと。
旅行自体の内訳としては、前半ぼっち鳥取巡り、ラスト1日に現地知人と合流して島根巡りというものだった。省22
361:739◆Al9ki804zA 10/13(水) 18:52 zZaDaoB60AA

が、完全に抜け出ようとしたその時、小康状態だった天気が急激に崩れ始め、雨が降り始めた。

多少の雨ならば持っていた折り畳み傘(なお靴は以降巡る予定の寺社の関係上で最初からレインブーツ)で停留所名にもあった観光施設へ赴いたのだが、それではフォローし切れない程の豪雨になり始め、止む無く近くのプレハブ小屋の軒下を借りた。
山の天気は変わり易いため今のような変化も予想の範囲内であり、そして変わり易いがためこのような豪雨は長続きしないだろうと、そう高を括って、落ち着くのを待った。
省23
362:739◆Al9ki804zA 10/13(水) 18:52 zZaDaoB60AA

――ほぅ?
おれのなかで、カーンと、ゴングが鳴り響いた。
1-AA