【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝9
102:04/27(木) 01:47 e6AgTTDKOAA
光が漏れている場所に辿り着くと、薄いベニヤ板?みたいなので蓋がされておりその隙間から光が漏れているようだった。
「板を外してごらん」
そう言うので、外してみたら草木が見えた。外に出たようだった。右手で地面を触ると当たり前だが、土が付いた。
「外だ!」
と喜んだ私を見て
「今から、ここを探検してこよう。きっと楽しいよ」
と言うので、喜んで出ようとした。
「ここから出たら振り向いても大丈夫だからね」
と続けて言われた。
「分かった。ここ良い匂いがするね」
何の匂いか忘れたけど、良い匂いだった。いつまでも押し入れから出ない私に業を煮やしたようで、気付いたら後ろに居たお兄さんが目の前に居て手を出してきた。
「引っ張ってあげるから手を出して」
手を出そうとしたら、後ろから母の声がした。私を呼んでる声だった。返事を返しても母が私を探す声は、止まなかった。
だから、私は外の景色に背を向ける形で振り返ったのだけど振り返った私に対してお兄さんは何か悲鳴のような声を後ろで上げていた。
そこで、気が付いたら母が心配した顔で私を覗き込んでいた。
押し入れで寝ていたようで、寝るなら居間で寝なさいって怒られた。右手を見たら外に行っていたかのような乾いた土が付いてて、押し入れを汚したのかと疑われた。
多分、押し入れの汚れだと思う。
その時、這ってたから膝が若干擦れて痛くなってたけど、結局は夢なんじゃないかなと思いつつ書かせて貰った。梅雨に入って雨の日のことでした。以上
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