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【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝9
342:739◆Al9ki804zA 06/18(金) 22:57 krKzL8PO0AA
今の体質を負ってから二年とかたぶんその辺りの頃。
求職者支援訓練時代のとき。
訓練の一環で、提携している学校の事務作業の手伝いに半月ほど通うことになったんだ。
向かう学校は、いつも作業している場所と駅から真反対の場所にあったが、徒歩で普通にいける場所だった。
使い慣れた駅とはいえ、普段ならば向かわない方向に軽い新鮮さを覚えながら、通い続けた。
そんなある日、帰路の途中で不意に小さすぎる違和感を覚えて眼を向けた。
網膜に映ったのは、建物と建物の隙間。せいぜい細かいゴミが落ちているぐらいで、やっぱりなんてことのない空間。
覚えた違和感に自分自身で小首を傾げたが、何もなかったのでそのまま通り過ぎて帰宅した。
その晩、風呂でうたたねをしていたら、夢を見た。
いた場所は闇の空間。ソレで「また精神意識がどっかに転がり落ちたか引っ張られたか」と小さく嘆息。当時はふとした瞬間、特に気が抜けた際に『こう』なりやすかった。生きるだけで強い負荷が掛かるカラダに耐え切れず魂や精神が“逃げ出してしまう”のだ。一種の心身乖離。前々から似たようなことは多かった(ストレスが閾値を超えると脳内人格自殺を起こしてストレスをリセット錯覚させる)が、たぶん脳梗塞で心身機能が壊れてしまったため更に妙な方向へ拍車を掛けた。
とはいえ、身体としては飽くまで仮眠状態で所謂『明晰夢』を見ている状況であり、その気になれば無理矢理覚醒させることも可能だ。
だが、ソレをすれば“明晰夢に囚われた精神部位を無理矢理に切り離す”ことになり、心身に結構なダメージを負うことを嫌というほど思い知っているため、自ら進んで“正しく夢を終わらせる”必要があった。
仕方がないので、家族に「風呂いい加減に出ろ」と言われるまで、果てが無いとしても転がり落ちた闇の空間を進むしかなかった。
そうして進んでいくと、周囲に現れ始めたのは、動く死体の数々。腐乱していたり欠損していたりとバラエティ豊かだったが、そのどれもが敵意も悪意もなく、ただ、和気藹々と楽しく楽しそうにしていた。
「(なんなんだ?ここ)」歩く生者に気に掛けることもなく、仲間たちと歓談する死体たち。
そして気付けば、いつの間にか進む先には、宴を開いている動く死体の集団。
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