【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝9
351:739◆Al9ki804zA 08/10(火) 21:58 w5as1QhD0

ソレは今から十年ぐらい前。
現在の体質のきっかけたる“たぶん脳梗塞”から二年ほどは経過していたときの、盆休みの母方実家帰省のこと。

当時の私はジブンのカンカクをかなり持て余しており、ソッチ系の免疫も脆弱だった。
小さなソウイウ気配に怯えては、何も知らない家族に悟られまいと表層に出さないように努めるのが、当時の精一杯だった。それだけでなく“たぶん脳梗塞”による発話困難や身体麻痺のカバーもあった。
行かないほうが良いのはアタマではわかっていたが、幼い頃から母方実家に遊びに行くのは私含めて三姉妹全員楽しみにしてきた行事なので、ジブンだけ「行かない」というのは怪しまれる恐れがあったんだ。

別の理由もあった。
母方実家は隣家まで直径300mの距離があり、最寄のコンビニまで車で30分はかかるという、ガチ山奥だ。
なので、山の精気に当たれば多少カラダがラクになるのではないか。そう考えてだった。

しかし、母方実家のエリアに入った瞬間、待っていたのは“アウェー”なソレだった。
そして、視覚化こそできないが、その“アウェー”さを放っているのは、山の精などではなく、祖霊たち。

ここは確かに何度も遊びに来た母方の実家であり、私は母の実子だ。そして、ここは母の父が建てた家である。また、この家では田舎特有の違う家同士が同じ墓所で、盆でこの家は必ず“お迎え”をしており、私も以前から何度もしている。何より、バチ当たりなことなどしたことがないし、そもそもしようもない。
にも関わらず、土地にいる祖霊たちは、『私』に対して排他的な気配どころか、害意や敵意を露にしている。

変な不可視連中からちょっかいを掛けられることは間々あったが、ここまで明確すぎるものをぶつけられたのは、初めてのことだった。しかも、その相手が祖霊である。まるでイミがわからなかった。

混乱とショックで、唯一落ち着けた場所は生前に祖母がナニかしらの作業をしていた軒下のスペース。そこだけは、祖母の気配が強く残っており、ひょっとしたら祖母自身がいたのかもしれず、そこに横になって凌いでいた。
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