【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝9
353:739◆Al9ki804zA 08/10(火) 22:01 w5as1QhD0

晴れすぎた夜空だったが、急にどこからともなく厚く低い雲が垂れ込め始め、
ゴロゴロと、電熱による空気の膨張破裂音が、周囲に響き渡る。

急な雷雲に花火をしていた一行は急いで片付けを始めて、急いで軒下や屋内へと避難を始めた。

山で天気が急変することは、珍しくない、そう、珍しくはない自然現象である。
空気の膨張破裂音の頻度が高くなり、厚くなった雷雲が稲光を伴い始め、溜まりに溜まった静電気が空気という分厚い絶縁体を破壊しながら地面最寄りな高い木に落ち、それぞれの破壊音が空間全体を割れんばかりに響き渡って空全体が大きく震え上がるなど。よくある自然現象である。
その後で、空が急激に晴れ上がるのも、そこそこ経てば山火事懸念なのか消防車のサイレンが聞こえ始めたのも。珍しくは、ない。

そして、糸が切れきったはずの私は、なおもガクブル震え上がっていた。
これは去った雷に怯えているわけではなく、況して、祖霊たちの害意や敵意に怯え直しているワケですらなかった。
それどころか、祖霊たちのほうが幾分か“まだ”マシだったと、痛切に思い知らされていた。

「(ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい、なんでどうして!!?来ちゃったの!!?)」

あの雷の気配は、雷神のものだった。
知っていたカルラ(らしきモノ)のソレとは別種で、ただの自然現象にはない明確な目的意思が、あの雷にはあった。
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