下
【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝9
354:739◆Al9ki804zA 08/10(火) 22:03 w5as1QhD0
そして、ナニかしらの明確な意思を以って落とされた雷は、周囲一帯の祖霊たちの気配を一瞬にして黙らせた、を通り越して、掻き消した。
都合の良い解釈をするならば、耐えかねて上がった悲鳴に雷神が助け船を出してくれた、である。だが、現実的に考えるならば『なんかアソコが色々うるさかったから雷落としてみた』ぐらいが妥当だろ。確かめる術は、もうないが。
が、いずれにせよ、不安感で結果的に呼び出してしまい、ソレで周囲から多くのモノが消滅してしまったら、果たして。
「(これじゃ、私がなんのためにカルラの力を敢えて遠ざけてきたのか……)」
自身の不甲斐なさに今度は泣き出しそうになったが、これで泣き出してしまえば、変な意味で周囲に心配されることが目に見えていたので、必死に耐え、何事もなかったかのように家の中に戻った。心の中で、亡き祖母に礼だけ述べて。
そして、やっぱり自分自身が強くならねば、今のようなことはこの先何度も起こり得てしまい、一番恐れていた未来が現実になるだろうと、深く胸に刻んだ。
その晩、夢にて空から星が落ちてきて、その中から出てきた宇宙人らしきモノに命を狙われたが、
「(コレはただの悪夢!!)」と、敢えて自ら殺されに向かい、頭を鉈だか斧だかでカチ割られて目が覚めた。
そこそこ早くはあったが、既に朝には違いなかったので、ジブンの布団を畳むと眠っている母と姉妹を置いて食事場所へと向かった。
その後、墓参りも迎え火送り火を何事もなく終わらせ、悪夢も見ることなく、二泊三日の小旅行は恙無く終了した。
――――
上前次1-新書写板覧主AA省