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【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝9
398:739◆Al9ki804zA2023/03/05(日) 20:15:24.12 ID:dyRvwvMk0 同月の下旬の約束の日。 待ち合わせ駅で早い時間に到着してヒマ潰しに周辺を徘徊するのはいつものこと。 駅から離れなければいいと何も考えずに歩いていると、不意に視界の先に小さいながらも立派な社が、しかも遠目で真新しいとわかる上に、鼻でも木材特有の匂いを感じ取れるレベルの新物だった。 私はややゲンナリしてその社の前に立つ。どことなく得意げで自信アリな気配を放っていたのは、気のせいではないと思う。 嘆息して、お賽銭を入れて形だけの参拝を済ませた。私は、別に新しい社(後で調べたら正確には『移転』であり、この地に建てられたのは同月上旬というなんとも言えないタイミング)を参拝するために早く駅に着いたわけではないのに、と天を仰ぎたい気分に駆られた。 そんなこんなで時間が来そうだったので、再び駅に戻り、周辺でカフェの入り口を探して先に並んでいた友人と合流。開店を待ちがてら先程のことを彼女に話したら「さすがキユさんwww」と草を生やされた。ちくせう。 カフェはフラワーショップチェーンが経営なだけあって、店内は其処彼処に花が飾られてそれだけで来た甲斐があると思えるほど。こういうところを探す嗅覚は、さすが同人女ヲタだと思う。 ドリンクもプレート料理も豊富で見た目も鮮やかで目移りするが、ハイビスカスを使ったハーブティーとなんちゃらライスのプレートに決定。友人も友人でお茶とプレートを決めて、店員さんを呼んでオーダー。お喋りをして品を待ち、品が来ると食べながら話す。この時はまだ『黙食』という文化は生まれていないんだ。 そして、あらかた食べ終わり、自分のハーブティーも残り一口だったので飲み干そうとした。 ら、カップ周辺にナニがしの気配を感知し、敵意も悪意も害意も無いようだったので意識のフォーカスを向けると、そこには所謂"小さいおじさん"――スキンが第五人格の塗装職人衣装の"泥棒"――妖精と思われるものが、カップの横に立っていた。その腕に、角砂糖を抱えて。 はァ?(確かに妖精は小さいおじさんの姿ってハナシは聞いたことあるけどよりによってソレ???にしても何の用なん?)と怪訝さを隠さないであらわにすると、その妖精らしきヤツは抱えていた角砂糖を前に掲げてみせると、 ――これ 砂糖っていうんだよ ――甘くておいしいんだよ ……なんてことない。 その「(折角の)甘くて美味しい」砂糖を使わずに飲んでいたことが気掛かりで存在感を出してきたのだ。
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