【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝9
413:義妹と御狐様 04/02(日) 16:41 wLYwqxwFsAA
大多数は眼鏡だけど、少数派の義母や義妹のような人は、目そのものが霊的なモノが見える作りになっているので、視力の衰えで視る力が弱くなる事はあるけど、基本的にずっと視えたままだそうだ。
ちなみに、俺も眼鏡は持ってるけど、本格登山用のでっかいリュックの奥底に仕舞い込み、その上から色んな物を詰め込んだ状態なので何かの拍子で眼鏡が正しい位置に戻ったり、眼鏡の存在を思い出しても簡単には掛けられない状態。
以前、義実家の面々に会わせて貰えた時は、義母がリュックの中身を全部取り出して、フレームが歪みレンズにヒビが入った眼鏡を何とか一時的に修復して使えるようにしてくれたっぽい。
その後、俺の眼鏡は自動的にリュックの奥底に戻ってしまったようだけど!!
414:義妹と御狐様 04/02(日) 16:41 wLYwqxwFsAA
で、長い前置きになったけど、義妹旦那君が実は眼鏡じゃなくて裸眼で視える人だった。
以前、昔はもっと視えてたけど、今はあまり視えなくなったと言う話を聞いていたけど、ニュアンスが違ってたらしい。
今は(サングラスを掛けているような状態なので)あまり視えなくなった、が正解だった。
なんでわざわざサングラス掛けていたかと言うと、負荷を掛けて修行をしていたっぽい。
美蛇の変態襲撃事件の時に、火炎放射器(に相当する物)を使用出来たのも修行のおかげらしい。
415:義妹と御狐様 04/02(日) 16:42 wLYwqxwFsAA
理由としては、義実家に婿入りするのに最低限何かあった時に自衛出来なければ、嫁(義妹)に守って貰う事になるし、そもそも実家(神社)から許可されないからだった。
小学生で人生決めた旦那君、無事に初志貫徹して今では可愛い三人姉妹のお父さんです。

次に投下出来る時は、義妹の懐妊でハイテンションになった親衛隊の話が出来るように文字起こししたい!
416:739◆Al9ki804zA 06/25(日) 14:30 zTTpWEge0AA

『「悪魔に理由を与えると尻の毛まで毟り取らされる」という話』


それは二年ほど前の神在祭期間中と、終了後のことだった。

私は来たる北海道旅行を控えた興奮を、家までの往復チャリ爆走することで発散させていた。
そんな帰路の折、私は不意にジブンの周囲に狐塚の気配を覚えた。ジブンが塚の中心で、その周囲を狐の石像が取り囲む、そんな様相。
しかし、その狐像達からは悪意も敵意も害意も無かったため、大したことないと深く気に留めることは無かった。そんなことで一々気に留めようものなら私の健全な日常生活は破綻しかしないのだから。たとえ往路では気配は皆無で、復路でのみ気配を頻発に強めている不可解さがあるとしても、だ。
神在祭期間中のためか、しだらや他の神達の気配は皆無。まぁ、三輪明神や弁天さまはともかくも、今回しだらの気配が皆無なのは草ったが。大方、居座りたいのをゴネたところで呼ばれたならば目下な遣使さんに襟首掴まれて連行されるのがオチ。なお、空いた休日の旅行先を悩んでいたら、ヤツは期間中でも居座り確定な神がおわす神社を推してきたほど。この庇護欲オバケが。
そんなこんなで北海道旅行を迎えて終わり(なお『何もない』ワケが無かったのだが、ソレはまた別の機会に。とりあえず往路の飛行機の座席をしれっと変更させていた件についてしだらには「クソが」と思ってる。マジでクソが)、何事もなく出社して土産を配って仕事して帰路に。その時には狐塚の気配は無く、私自身思い出すことも無かった。
買い物して食事作って風呂準備して録画したアニメを観ながらだらだら食いをしてだらだらネットして風呂入って寝て、起きて飯食って準備して出社して仕事して帰る。同じ日常だ。やはり帰路で狐塚の気配も無ければ、思い出すことも無かった。
417:739◆Al9ki804zA 06/25(日) 14:32 zTTpWEge0AA

しかし、旅行から帰って三日ほど過ぎた晩のこと。私は就寝後、程なくして寝たまま覚醒した状態に陥った。身体は当然に金縛り状態。意識は自宅空間とは異なる場所へと持って行かれており、眼前にあったのは白木製の一枚板。雰囲気で漠然と、自分は白装束を纏って白木造りの箱にいるのをなんとなく察した。そして、箱の周囲には狐たちの気配がして、それでようやくつい最近まで帰路で狐像達の気配に取り囲まれていたことを思い出す。が、大した感慨は、ない。
分かれた意識で、さてどうしよう、と、思案する。
ぶっちゃけ、眼前に板こそある閉鎖空間だが、その気になればこの程度の金縛りを破って意識を完全覚醒、起床状態に持っていくのは簡単だ。が、休止状態のハードウェアを急激に稼働させる負荷は機械ですら大きいのに、況んや肉体。そして金縛りを破った後の心身疲弊だけでなく、二度寝からの起床し直しによる加算分を考えたら確実性こそ見込めるがコスパが良い行動とも思えなかった。
ならば、このまま棺桶っぽい内部の中でそのまま寝直してしまおう。分かれた意識が完全に閉じれば、この私の分体は自動的に肉体に回収されるだろうし。まぁ、この棺桶っぽい空間は、何やら更に何処ぞの空間へ吸い込まれるように移動しているようなので、其処に到着するまでに完全に寝落ち出来るかは知らんが、考えるのも面倒になっていたので寝落ちしようとした。

すると、収まっていた箱空間からジブンがすり抜け落ちていき、私(の意識分体)は白いお包みの赤ん坊と化して、かつてしだらから意識逃げの際に世話になった餓鬼っぽい相手に大切に抱き留められていた。
「(んな?)」
と思う間もなくその餓鬼っぽいヒトは私を抱えて走っていく。その行き先は、知っていた。私の肉体がある次元に近しい空間だ。
抱き留められていた私は、寝落ちするのも忘れて先程までいただろう白木箱へと意識を向けた。すると、どうやって入り込んだのか疑問に思うのも野暮かもしれないが、私の代わりにしだらがそこに収まっていた。両腕を胸の上で交差させて、目を閉じたしおらしい表情で。
「(お前、そんなタマかよw)」
と軽く草を生やしたら、しだらin白木箱の動きが止まった。どうやら到着したようだった。そこには待っていたらしいナニかがいた。
そしてそのナニは狐たちの気配に囲まれた白木の蓋を開けたようだった。当然、中から出てきたのは、しだら。少なくとも、ニンゲンのオンナでは、ない。
418:739◆Al9ki804zA 06/25(日) 14:33 zTTpWEge0AA

しだらは何事も無いかのように箱の中から這い出ると、箱に腰掛けてナニに向かって平然フェイスを向ける。
すると、ナニは一瞬だけ慌てふためいた気配を呈したが、すぐさまに怒りを露わにして罵声ならぬ罵念を喚き散らかす。その矛先はしだら、ではなく運び手であろう狐たち。
負の攻撃情念を、たぶん部下に向けた時点で私のナニに対する興味は失せた。このシーン、多少マシなアタマをしているヤツならば、真っ先に責め立てる先はたぶん部下ではなく、闖入者で侵入者たるしだらである。ソレをしないということは、このナニは少なくともしだらより弱く格下なのだろう。荒魂を幾分か私に埋め込んで相当の弱体化をしているはずのヤツよりも、ずっと。
敵わない、敵いたくもない相手ゆえに、部下の失態にすり替え纏め上げソレを叱責することで自身のお咎めを少しでも減らしてもらおうと画策するサマは、人間社会でもよくあるブラック上役の鑑そのもの。
失せた興味のまま、自然に湧き起こってきた眠気にうとうとしていると、しだらが向こうに何か云っていた。その内容は眠気もあってよくわからなかったが、鬼の首を取ったかのような勝ち誇りの様相。一方の云われたナニは内容に怒り心頭のようだったが、反論の様相は皆無で、出来ない反論で更に怒りを募らせ今にも暴発しそうだった、が、そんなのが出来ていたらハナからしだらに負の攻撃感情を向けることが出来ていたので、ただ必死に抑え込んでいる。
その後もしだらは何か云っていたようだが、眠気がMAXになっていたのと肉体のある次元に近い空間まで到着していたので、程なく分かれた意識分体は再睡眠と同時に肉体に戻っていった。
419:739◆Al9ki804zA 06/25(日) 14:37 zTTpWEge0AA

そして次に気付いた時にはフツーにいつもの朝。
なんとはなしに起き上がって、近くにあったしだらの気配に意識を向けると、ヤツは額にかいた汗を手で拭っていて、いかにも『やり切りました』感を表情と共に出していた。心なしか、その気配はツヤッツヤ。
しだらの雰囲気からは、ナニとその関連に対して武力行使したようではない。そうならば多少なりとも殺伐とした雰囲気が醸し出るのだが、今のヤツから滲み出ているのはなんというか、交渉に成功したソレなのだ。

そんな所感をいだきながらも、
「(あの先方がメタメタな状況から交渉成功って何???)」
と、疑問が思い浮かんだのだが、浮かんだと同時にふとあることを思い出した。それは、鉱物の展示販売会で出展側常連の、経歴が強過ぎる女性が話してくれたソレ。

「私前にね、石を検査に寄越した時に、結果が私の想像と余りに違うものだから検査機関に『なんですか?この結果』って訊いたのよ。それで再検査して貰ったらやっぱり私の想像が正しくて初めの結果が間違っててね。だから『おたくのところは一体どうなっているの?』と事情を聞きに行ったのよ。そしたら向こうの方、ちょうど使わなくなった検査機械があるからくれるって言ったの。でも、そういう機械って重いし大きいでしょ?それを言ったら送料も出してくれるって。向こうから言ってくれた厚意は、無碍にしたら失礼よね。せっかく『くれる』って言ってくれたんだし」

この話を思い出したとき、私は内心で思わず天を仰いだ。

恐らく、しだらがナニに対して行なったのは、こういった類いの『交渉()』なのだろう。
先方の非に付け込んで『落とし前』をそれとなく要求。なんともまぁ、キツネに対するタヌキ返し。
非は向こうに100パーあって調査不足(下調べという概念があれば、少なくとも対他神の策を講じる必要性を覚えたはず)等の手落ちっぷりはどうしようもなさ過ぎるが、流石にミクロンレベルの同情は覚える。

そして思ったのが、
「(…………なんだかんだ、荒事だけでサバイブし切れるほど、神のセカイも甘くねーんだなぁ……)」
ニンゲン側に明確な神という発明概念が生まれる前から叩き上げでニンゲンたちをヘルプしてきた存在は、イロイロと違ぇわ。
420:739◆Al9ki804zA 06/25(日) 14:39 zTTpWEge0AA



ん?
もし、しだら達が介入しないまま、寝入り切ることもできないまま分体が其処に到着していたらどうするつもりだったんだって?
皆殺し択一ですよ?そんなの。社持ちの神ですら過ぎたやらかしに対して殺害しても特にペナルティが発生しないのは以前の『神を殺した話』の通りだし、仮に今回発生しても私の身の安全最優先&再発防止に務めた行動だと割り切って、ポーズとしてペナルティそのものに一回は殴り掛かるかと。
ああ、
そうなると、ナニどもからしたらしだらは『命の恩神』にも成り得るのか。
そらー、ツヤッツヤになるほどに、相手からいくらでも絞り出させられますわな。


――――――
421:怖かった話 08/12(土) 13:18 F9gMl7KS0AA
この時期になると思い出す(心霊的に)怖かった事
私が14歳の頃、家の裏手にぼんず山って呼ばれてる山があった
家は2階建てで山側の上の方に小窓があったんだけど、2階の自分の部屋でボーっとしてたら
小窓に逆立ちするみたいにベタっとくっついてニヤニヤしてる男の人がいた。

咄嗟に変質者だ!と思ったが小窓の鍵を閉め忘れていたので入ってこられると思い
一階にいた秀子(犬)をつれて家を逃げたが、よく考えみるとなんかおかしい、小窓の上には庇つか突き出した
屋根があるから逆立ちして窓にくっつくには下半身が屋根を突き抜けてなきゃなんない…その時は変質者か泥棒だと
思ってたから秀子を抱っこしたまま家の裏側に回り警察を呼ぶ為に小窓のある方を見たが誰もいない。

ただ秀子がめっちゃ吠える。2階部分を見ながらすげー吠える。
すごく怖かったし、あのニヤニヤ顔が忘れられない。
あの日から私は変なものを見るようになった。

私は自分の精神に異常をきたしたのかと思った(霊感とかないし)
あれ何だったんだろう。
422:08/17(木) 18:27 hfFMrDrFs [sage]AA
オチもなければ特に怖くもないなんなら霊的要素すらない最近の話
先日49日を迎えたばーちゃんがいるんだがその葬式の時の話になるけど

通夜が終わって翌日の式までの蝋燭番?みたいなことをするために
通夜が行われた場所の宿泊スペースでばーちゃんが入った棺と
親父と俺で一晩蝋燭の火を見ることになったんだが
夜8時くらいになったあたりで親父が着替えてたらネクタイピンがないという
寝る部屋自体は特に広くもないので二人で探すが見つからず
親父は「まぁ、仕方ないか・・・」といって先に眠ってしまった
俺はしばらくの間この板で話された過去の霊体験のまとめ動画をみながら夜もちょっと更けた辺りで
眠くなってきたので寝ようと思った(実際蝋燭番といってもガチで起きてなくても別にいいらしい
んで、寝る前に1回ばーちゃんの顔を拝んでから寝ようと思って顔部分の蓋を開けると
カツーン
という何かが床に落下した音がした
俺「え?」
と思って音がした床を見回してみるとそこにあったのはネクタイピン
俺はピンと棺を交互に眺めて
俺「ばーちゃんが見つけてくれたんかな?」
と暢気なことを考えて線香の近くにそのピンを置いて就寝

翌朝親父にそのピンを見せてみるとやっぱり親父のネクタイピンだった
以上です、マジで特にオチもなんもなくてすいません
1-AA