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【全米が】なんか笑える霊体験9【テラワロス】
231:03/11(水) 21:00 5yylDmC20 [sage]AA
オレも文才ない気がするけど投下。
中学の時、母方のじいちゃん(78)が脳いっ血で倒れたので、家族揃って田舎へ。
まだまだ元気で新聞配達をやっていたじいちゃんは朝、家の前でバイクごと倒れていたのだそうだ。
田舎の家はいわゆる茅葺きの古い農家の家。
奥の部屋に寝かされていたじいちゃんは、親戚一同勢揃いした中、なんか普通にのんきに大イビキで寝てるだけに見えた。イビキは脳いっ血特有のものらしいね。
今夜が峠でしょうとの事だったけど、翌朝もじいちゃんは高イビキで、ひたすら眠っているだけ。
本当にもう死んじゃうんだろうか。
ばあちゃんも久しぶりに親戚が集まったもんだから、ちょっとはしゃぎ気味だったから。
年の近い従兄弟がいないので一人子供のオレは何もすることも無く、ただぼんやり時間を過ごしていた。
オレはじいちゃんちょっと苦手だった。
頑固だし、無口だし、面倒くさがりで、いつも機嫌が悪そうに見えてたから。
唯一好きだったのは、じいちゃんが重曹で作るほろ苦い蒸しパン。
奨学生のころ夏休みに遊びに来ると必ず作ってくれた。
じいちゃんなりの愛情表現だったんだろうな、ああもうじいちゃんの蒸しパン食えないんだなと思ったら胸が詰まった。
その晩も大人たちは夜遅くまで起きていて、ぼそぼそ話しあってる声を子守唄に寝てしまった。
うとうとしかけたかなと言う時、母ちゃんに起こされた。
「じいちゃん逝っちゃったよ」
白々と外が明るい。もう朝になってた。何時だろ。そういえばこの家には時計が無い。
じいちゃんはちょっと口を開けたまま、もうイビキはかいて無かった。
でもやっぱり、ただ静かに寝ているだけに見えた。
ふとけたたましく目覚まし時計が鳴り響く。一同ビクッとする。
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