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【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝
578:名無しの霊体験2012/04/29(日) 06:55:49 ID:r9xBE0sq0 (続きです) 湿った土の香りと、小さいお社。参道側ではなくて脇のお社の裏側に身を隠すようにして、姉は手を合わせたと言います。 「夜にすみません。管轄外ですみません。こんな時間にすみません。ほんの僅かの間身を隠させてください。かくまってください。お願いします!!!」 と手を合わせて必死にお祈りしたと、すると不意に腕をつかまれ思い切り前方に引っ張られ あねはものすごい力に引かれて倒れこんでしまいました。 そこは夜の湿った土の地面ではなく、冷たくはあっても屋内の板間。 膝をついてしまって体を反転させて振り返ると、人影が姉を見下ろしていました。 「・・・っ」 姉は危うく悲鳴を上げそうになったと言います。 その人影は、明らかに目が狂気に染まっていて、髪はざんばらで地面まで延び放題。本来はきらびやかで美しい着物であろう衣装が 汚れて破れて・・・ぼろぼろで・・・。 男女の区別も出来ない様子で、口は薄ら笑いを浮かべて、ふらっふら・・・と僅かに首が揺れてるのです。 焦点が合っていなかった目が、ふぅ・・っと姉に向けられて、姉は相手が神社の主だと悟りましたが 同時に「一難さって・・・」とも思ったので、その場を何とか取り繕い立ち去ろうとしました。 荒み正気を失っていると分かったからです。 「あ、あの・・・ご面倒を・・・すぐ立ち去ります・・・」 相手は、なんと言うか・・・なにか楽しそうに鼻歌を薄ら笑いで歌いながら、目は姉を凝視して、 「・・・大丈夫・・・だいじょうぶ。・・・・ダイジョウブ」と言うそうです。 それは、姉が感じたことなのですが 怯える姉を安心させるための大丈夫と、自分の異様さに恐れる必要の無い大丈夫と、守るからと言う大丈夫。 荒んで狂気に走ってはいるが、ギリギリ大切なものを保っているのだと姉は分かったそうです。 (続きます)
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