【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝
579:04/29(日) 07:04 r9xBE0sq0
(続きです)
そこに姉を探してた魑魅魍魎たちの声が響いてきたのですが、社の主は(おそらく)にっこり姉に微笑むと
「待っていて・・・・・だいじょうぶ」と部屋を出て行きました。
平安時代ものの漫画とかでみる御簾が夜風に揺れてるのを姉は半ばぼんやり見詰めてたといいます。
御簾もぼろぼろだったそうです。というか、建物そのものがもうぼろぼろ・・・・。
姉の居る部屋に、声だけが聞こえてきてやり取りの内容が、
「よこせえええ!」
「・・・・どんな者でも、懐に飛び込んできたら、助ける・・・・役目」
「悪い者だから食ううう」
「悪いものなら、引き裂こう・・・それも役目・・・」
それ以降はなにかもめてる様子は伺えても、会話内容までは分からなくなったようです。
やがて静かになって、壮絶な笑みを浮かべた主が戻ってきました。
もうその姿は、壮絶としか言えなかったと言います。
「もう、大丈夫・・・大丈夫・・・もういない・・・・ふふ・・・いない」
姉は立ち上がって礼を言い、あにかお礼にと買ったものを探りますが断られました。
「なにも・・・いらない。ほしくてしたのじゃない。当然だから・・・助けた・・ふふ・・・当然」
そして主は早く帰るように姉を促しました。
「さみしい・・・ここにいたら、閉じ込めてしまう・・・・さみしいから・・・でも、行きなさい」
強引に主は姉を押し出して、ほぼ突き出される形で姉は再び屋外に転がり出ました。
そこは、裏道の終わりの路地でした。
振り返ったら民家の壁。鳥居も神社もない。
思い返せば、裏道に神社は無かった。界隈を別にした場所にはあるが、どうも違う。
そう存在し得ない場所の神社とそこの主にあねは窮地を救われた。
思い出すたびに、ありがとうございますと念じているそうだ。
(もう少しお付き合い下さい)
1-AA