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【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝4
887:義妹と御狐様 06/16(日) 22:52 cJN94xOm0 [sage]AA
※徳島滞在三日目の夜の事。
ホテルの部屋で寛いでいると、換気の為に開けていた窓の方から視線を感じたので振り返る。
そこから、三十代半ばと思われる男が逆さまになってニヤニヤと笑いながら義妹を見ていた。
暫し見詰め合う状態になっていた所で、ドアの外で警護していた隊長が異変に気付いて飛び込んで来た。
隊長が相手に気付き『曲者!!』と、槍で男を串刺しにする前に、義妹が履いていたスリッパで叩き落して丁重にお引取り頂いたそうです。
あの鋭き一撃!!流石は姫!!
と、隊長は感動したらしい。
ちなみに、子狐様は翌日進む道に危険がないか確認しに行っていた為、不在。
チビ狐はベッドで丸くなって既に就寝。
烏は只管ピーナッツを食べていて、我関せずだったらしい。
888:義妹と御狐様 06/16(日) 22:52 cJN94xOm0 [sage]AA
高知県
三十九番札所での事。
お参りを済ませ休憩を兼ねて次の札所への順路の確認していると、二十歳前後の青年がやって来た。
大きな荷物を背負って、金剛杖を持ち白衣姿。
その後ろには、これぞお遍路さんと言う格好をしたフル装備の、体が透けたご老人が二人。
青年は真っ直ぐ本堂に向かい、ご老人は二人は青年を見守るように義妹から少し離れた所で立ち止まる。
青年がお経を唱え始めると、二人はうんうんっと頷きながらそれを聞いていた。
老人A(以下・A):あの子も上手になりましたねぇ。
老人B(以下・B):そうだなぁ。最初はつっかえつっかえだったのに。
A:一歩一歩、頑張って歩いてますねぇ。
B:そうだなぁ。
A:最後まで歩けますかねぇ。
B:きっと大丈夫。最後まで歩けるだろうさ。
A:そうですねぇ。ただ、少しだけ方向音痴なのは心配ですねぇ・・・。
B:まぁ・・・また道を間違えそうになったら、ワシ等が頑張ればえーじゃろ。
A:それもそうですねぇ。
B:それにしても、孫がワシ等の足跡を辿ってくれるのは、嬉しいもんだなぁ。
A:まったくですねぇ。あの子のお遍路を見届けたら、私達も逝きましょうねぇ。
B:そうだなぁ。そうしよう。
老人A=青年のお祖母さんの言葉に、老人B=青年のお祖父さんがそう言って頷くと、後は二人黙ってお経を唱える青年を見守っていたそうです。
皆が皆そうではないかもしれませんが、お大師様だけでなくこうやってお遍路を見守ってくれる誰かが居てくれるのは、例え見えなくても心強い事ではないかと思います。
889:義妹と御狐様 06/16(日) 22:53 cJN94xOm0 [sage]AA
愛媛県
愛媛と言えば道後温泉。
そんな訳で、その日はお昼過ぎに移動を終了し旅館へ。
平日ど真ん中での宿泊だったからか、義妹一行の他には何とか会のご老人グループ(十人程)だけだったらしい。
食後に一時間ほど食休みを挟んで二度目の温泉に向かえば、他に人も居らず貸し切り状態。
男風呂も同様だったので、折角だからと隊長も入る事に。
女風呂に義妹、子狐様、チビ狐、烏。男風呂に隊長一人と言う感じ。
温泉最高ー!!とご満悦だった所で、水を差したのは覗き霊・・・。
細い竹を組んだ囲いの上から覗かれたらしい。
流石に入浴中だったので義妹は一瞬思考停止。
その隙に、子狐様が相手に飛び掛って首根っこを咥えるとそのまま男風呂に投げ込む。
直後、隊長の怒号と男の悲鳴が聞こえたそうです。
覗き霊の末路は不明(隊長が話してくれなかったらしい)
濁り湯で本当に良かったとの事。
ちょっとテンション下がりつつも、子狐様と烏に見張りを頼んで温泉を堪能したそうです。
部屋に戻ってからも微妙にテンションが低かったそうですが、子狐様とチビ狐が、もふれもふれとじゃれついてくれたので回復出来たらしい。
むしろ、早く回復しないと隊長が切腹(しても意味ないでしょうけど)しかねない勢いだった。
890:義妹と御狐様 06/16(日) 22:54 cJN94xOm0 [sage]AA
香川県
実際何もなかったのか、あったとしても話せる事ではなかったのか分かりませんが、霊体験話はありません。
再び徳島県
二週間と少し、一緒に旅をしたチビ狐とのお別れです。
チビ狐に、また会えるのか、いつ会えるのかと何度も問われたそうですが。
いつかまた、ここへ来る事が出来る縁が巡って来た時に会いに来る。
とだけ、義妹は告げたそうです。
これから何があるか分からないので、『絶対』『必ず』と約束は出来なかったとの事。
神霊との約束は、時に『契約』『誓約』となる可能性が大きくて、迂闊な事は言えないらしいです。
どんなにお互いを大事にして大事にされていても、引かなければならない一線があるんだと言っていました。
以上で、義妹の四国八十八ヶ所参りでのお土産話は終了です。
まとまりが悪い上に、長文で読み難かったかもしれませんが、ここまでお付き合い下さってありがとうございます!!
891:06/17(月) 00:23 uVDIV0Pz0 [sage]AA
おお、おみやげ話ありがとう! 連投お疲れ様。
同行増えてるしw チビ狐かわいすぎだし、すねちゃう子狐様もかわいいし烏は相変わらずだな。
隊長もそんな面々引き連れてお疲れ様。
それにしても、ホテルといい温泉といい覗き野郎の多い事
死んで見えないからと調子に乗っちゃいかんなwww
香川の話が無いのは地元民としては残念だけど、何も危険が無かったならそれが一番良い事だ。
人と人外と色々な出会いと別れを繰り返し結願おめでとう。
>神霊との約束は、時に『契約』『誓約』となる可能性が大きくて、迂闊な事は言えないらしいです。
>どんなにお互いを大事にして大事にされていても、引かなければならない一線がある
ためになります。神社は感謝するところってこういう事なのか。
願掛けや決意表明とか気軽にしちゃいけない意味がよく分かりました。
892:06/17(月) 01:17 1FCCzx1fO [sage]AA
槍より強いスリッパすげえw
893:06/17(月) 01:50 9gKHTXAJ0 [sage]AA
>神霊との約束は、時に『契約』『誓約』となる可能性が大きくて、迂闊な事は言えないらしいです。
>どんなにお互いを大事にして大事にされていても、引かなければならない一線がある
このコピペ思い出した。
三年前死んだ祖父は末期になっても、一切治療を拒み医者や看護婦が顔を歪めるほどの苦痛に耐えながら死んだ。
体中癌が転移し、せめて痛みを和らげる治療(非延命)をと、息子(父)や娘たち(伯母)が懇願しても絶対に首を縦に振らなかった。
葬式の後、親しかったご近所の将棋仲間が家族に宛てた祖父の手紙を渡してくれた。祖父が生前用意していた物だそうだ。
手紙の中には自分が家族を悲しませ、苦しませるのを承知で苦しみながら死んだ理由が書かれていた。
20年近く前、孫の一人が生存率20%を切る難病で闘病していたとき、祖父は神様に誓ったのだそうだ。
自分は今後どんな病気や怪我になろうとも、絶対に医者にもかからないし薬も飲まない。
だから孫を助けてくれと願を掛けたのだそうだ。
幸いその孫は無事手術も成功し、成長して成人もした。孫の成長を見届けること画できたのだからもう思い残すことはない。
あとは神様との約束を果たすだけだ。だから家族は悲しまないで欲しい。自分は満足して一生を終えるのだから。
そう綴られていた。
孫は当時一歳にもならない赤ん坊で、病気だったことも覚えていない。祖父は自分の決意を貫いて一生を終えた。
その孫である兄は葬儀でわんわん泣いていた。もちろん、兄弟もみな泣いた。
うまく書けないのが悔しいなあ。本当に祖父はすごい人だったんだよ。
このじいさんの願いを神仏が叶えたのかはわからない。
けど、叶ったと信じて誓いを貫いたじいさんはすごいと思う。
894:06/17(月) 19:59 D0VRnng7OAA
義妹と御狐様
烏のエピソードは何処かに書き込まれたのでしょうか?
もし、書き込まれていないのであれば、是非ともお聞きしたいです。
895:06/18(火) 00:53 QHh3/g7v0 [sage]AA
なんで神様との約束事は『契約』『誓約』に結びついちゃうんだろう?
人間と役割が違うからかね・・・?
もしうっかり約束事をして、「あ、やっぱり今のナシ」って言うのもアウトなのかな
まあ契約や誓約の捻じ曲げが今の世の中に蔓延ってるのはなんとなくわかるんだけど
神霊って人間とは違う方向で制限があるのかねぇ
896:06/18(火) 00:57 ue/qB8wV0 [sage]AA
かwらwすwwwwwwぶれないなwww<我関せず
いやまぁ、鳥っておおかたそんな感じだけとさぁwwww
そして、ちび狐に嫉妬する烏と子狐に萌えた。
さらに、良いコンビネーションだね。<子狐から隊長へのデスパス
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