【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝4
713:05/03(金) 16:17 VFYKLL9zs [sage]
いつかどこかに書こうと思っていた話。
この流れなら書いても良さそうなので投下する。

数年前、父が自殺した。当時流行りの練炭自殺。
警察署に遺体の確認に行って、葬式を終えて、自宅に遺骨を持って帰るも何かおかしい。
祭壇が空っぽなんだ。父の骨はあるけど、魂は帰ってきていない。
自殺したんだから仕方ない。自ら命を絶った人はあの世には行けないんだからって、その時は思ったんだ。
たぶん、その晩からだと思う。毎晩ではないけど、同じ夢を見始めたのは。
亡くなった父が暗い場所を、ひたすら歩いている。自分はそんな父を時には後ろから、横から、あるいは前進してくるのを黙って見ていた。
道そのものも周囲の景色もわからないほど暗いのに、不思議と父の姿だけははっきりと見えるんだ。でも、どんなに近づいても父は自分には気づかなかった。夢だから当たり前なんだけど。
時々、微熱を出して昼間から寝込みながらも、件の夢を見始めてから20日ほど経った日。いつもとは違う夢を見た。
玄関の鍵が開いたかと思うと、父が入ってきた。
亡くなった時と同じ服装。でも、自分が死んだなんて覚えてなかったんだろうな。祭壇の前でいつもと同じように着替えてたから。
でも、さすがに家族(母、自分、弟)が変な顔で自分を見ていることには気づいたらしい。どうしたんだって訊かれたから、即座に答えた。お父さんは死んだんだよ、忘れたのって。
そうだった…って、悲しそうに顔を歪めて父が呟いたのは覚えてる。縋るように伸ばした手を振り払ったのも。亡くなった人に触れられると穢れるからって。覚えているのはここまで。
翌朝、目が覚めて祭壇を見ると、明るかった。日が射し込んでいたからではなくて、亡くなった人の魂がそこに在るとわかる明るさ。
夢のとおり、帰ってきたんだって、安心した。暗い場所を歩く父の夢も、その日以降見なかったから、たぶん自分が死んだことを理解して行くべき場所に行ったんだと思う。
もちろん、夢はただの夢でしかないけど。
714:05/03(金) 17:40 VFYKLL9zs [sage]
ごめん、もう少し続ける。
また夢の話だから、嫌な人はスルーしてほしい。

行くべき場所に行ったと思えたのは、↑の時なんだが、間違いなく行ったんだと確信したのはその年のお彼岸の時。
初盆は何事もなく(もない。亡くなってから10年以上、一度も夢に出てこなかった祖母が目覚めた。大広間に寝かされた祖母が、突然目を見開いて起き上がった時には怖くて母ちゃんと逃げ出した)過ぎた。
その夢を見たのは翌月の彼岸入りの前日。
母と弟を乗せて、車で川に架かっている橋を渡ると、周囲の景色は一変。何十軒もの藁葺き屋根が並んでいる。でも、無人。人どころか鳥獣の姿もない。気配ももちろんない。
それを変に思いながらも、一軒の玄関前に車を止め、ごめんくださいも言わず中に入っていく。
土間には竈や水瓶はあるけど、やはり無人。煮炊きした形跡もない。
でも、人の声は聞こえるんだ。音楽も。琴をかき鳴らしたり、笛を吹いたり。恐ろしいほど調子は合ってなかったけど。
それらが聞こえてくるのは、土間の向こう。昔の家なら囲炉裏がある部屋。四面とも隙間のない障子に覆われているから中は見えないけど、話し声や調子外れの音楽からして、宴会をしてるんだなってのはわかった。それもかなりの数の人が集まってる。
宴の邪魔をしても悪いし、帰ろうかと思っていたら、突然祖母が現われた。障子は開いてないのにどうやって出てきたのかな。不思議に思う自分たちを見て、祖母はぎょっとしていた。
どうしてこんな所に来たんだって。
それから、思い出したように○○(父の名前)に会いに来たのか。少し待ってなさい。すぐに呼んでくるから。でも、絶対にこの中に入ってはいけないからね。入ったら帰れないよって言う祖母の姿は、現われた時と同じく突然と消えた。もちろん、障子は開かなかった。
それからすぐに父が現われた時も。でも、障子が開かないことは気にならなかったな。思いのほか元気そうで、自分たちを見て笑った父の姿に安心したから。ここに来られたんだって。
元気でやってるから心配するな。お前たちはここにいてはいけないから、早く帰れ。要約するとこんなことを言われた。あと、たまにそっちに行くからとも。
その後、車に乗って、橋を渡ったところまでは覚えてる。
715:05/03(金) 17:54 VFYKLL9zs [sage]
長すぎるって怒られた。
でもって、コピーが消えた。

で、目が覚めて確信したんだ。
父は行くべき場所に行けたんだって。ただの夢だけどね。

自殺したら、さまよい続けるのかもしれないし、父のように行くべき場所に行けるのかもしれない。
これって、自殺以外でも同じじゃないかな。でなけりゃ…ってのは置いといて、何の差なんだろうな。死者がさまよい続けるか、成仏するか。

ただ言えるのは、亡くなった後に見た夢の中での父の姿からすると、自殺はするもんじゃないなってこと。
暗い場所をひたすら歩き続けるのは、出口が見えなきゃ相当大変だろうから。
あとは残された自分たちの当時の(今も)心境を考えると、やっぱり近しい人、親しい人には自殺なんてして欲しくない。一番近い場所にいて、近親者の自殺を選ぶような苦しみに気づかなかった奴が言うなと非難されそうだけど。
生きてさえいてくれれば、その時は苦しくても、未来は楽しく笑いあえるかもしれないからね。その方が、死んで行くべき場所に行くよりも大事なことだよ、きっと。

ちなみに父は、言葉どおりたまに夢に出てくる。彼岸の時が多いかな。いつも笑顔で元気そうなのはいいけど、稀に変な置きみやげしていくのはやめてほしいかな。
716:灰 05/04(土) 20:38 FUF9ltTe0 [sage]

貴重なお話をありがとう。
ところで変なお土産って?w
717:05/04(土) 22:09 xH0UT5S5O [sage]
名前ー名前ーw
718:05/06(月) 14:36 aviOUQpFs [sage]
ふらっときたらタイムリーな話題だった
自分、自殺寸前までいって休職して先週から休日出勤してるんだけど
普段着のおっさんと会長が、会社の神棚に祝詞みたいなのやってた
さすがに、昨年10人死んだしなぁ、鬱も私で3人目だし
719:05/06(月) 23:52 gFEQ2H6f0 [sage]
自殺はなにが「罪」なのか考えていて、ふと思いついた。

死神およびあの世の道先案内人やら門番やら閻魔様に対する、業務妨害に当たるんじゃね?
自然死とかだと死ぬ時にはすでに待機しているからスムーズに案内できるけど、
自殺だと、予定外で死んじゃうから、すぐに見つけることが出来なくて、
自力で光の元にたどり着くなりしないといけないから、長く迷う。
運良く49日以内に自分の体の元にたどり着けたら、慌ててやってきた案内役の方たちに
拾ってもらえて、713のお父さんみたいに、ギリギリすんなりあの世にいけるけど。
あの世のお役人も忙しいから、予定外だと探してくれたりはしないのかも。
720:05/07(火) 11:39 SgJCNTkG0 [sage]
忠義の切腹とか、即身仏とか、戦争や登山で仲間を守るために…とか
同じ自分を殺す選択でも、罪なかんじがしないんだよなー
なんとなく、同じ死でも「逃げ」がダメなんじゃないかと思う。

罪とか罰とかじゃなく、己の人生に与えられた課題を投げ出して死んでも
その課題をクリアしないと次のステップに移れないだけかな、と
現世のほうが修行は大変だけどスピード速くて、あの世の修行はすごく時間がかかるって話もあるし
現世の課題が「暗闇で彷徨いつづける修行」に変わっただけかなーとか。
721:05/08(水) 00:07 rK2Y8HjJ0 [sage]
>>719
千と千尋の神隠しに出てくる鉄道みたいなもんなのかもな。

一生に一回しか乗れないあの世逝き線に携帯も持たずに途中下車無効の片道切符買って乗り込んで、
行き先の駅に案内人の手配もしておきながら、旅行番組のノリで勝手に途中下車しちまって、
気がつきゃ次の電車はいつ来るか判らないし、案内人にも連絡取れず…お前どうすんだオイ??って捉え方なのかもな、あの世からすれば。

案内人からすればそりゃ迷惑だわな。うん。
なんか納得したかも。
722:05/09(木) 15:09 VYso4bfC0 [sage]
>>719,720
基本的にあっちの人たちって時間や空間の制限受けないから
探そうと思えば探せるんじゃね?と思ったけど
探すのに何らかの「労力」が必要なんだとしたら、仕事以外のことはしたくはないわな
逆に「仕事以外のことをする余力(もしくは能力)もない」って見方もできるかもしれない
そう考えるとあっちの人も生きてる人間とあんまり変わらないな
1-AA