【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝4
86:66 11/22(木) 23:59 OFj2TVtt0 [sage]

ずっと、上の空になるほど、朝顔さんの名前を思い出そうとしていたそうです。
私が肉を絶ち、清浄な場所に居て、兄さんの様なものとひどく近しいものになっていたからこそ、できたのだと。
残ったうっすらの記憶の中に没頭して、朝顔に割れた鉢で水をやる朝顔さんを思い出そうとしたのだと。

「もう、思い出したから、大丈夫だ。Yっていうんだ、なんで忘れてたんだろうなぁ、もう忘れないんだ」

Y、Y、と何度も何度もうれしげに言う兄さんを見、ああよかったと胸をなで下ろしていたのもつかの間でした。
Oさんが、事故にあったのです。
Yさんの名前を思い出してすぐのことでした。
幸いにも右足骨折で済んだのですが、もうOさんは怯えきりあれだけ謝っていた犬に向かって泣き叫び、
神主さんに折れた足を引きずってどうにかしてほしいと再三頼みにやってきたのです。
神主さんも今の状態なら成仏させてやれるかもしれないと思ったけれど、どうにも気の毒で私に連絡をしてきたのです。
犬は、まだ臭気もなく茶色い、中型犬のままでした。

「犬のせいじゃない、お前の不注意だ」

と何度も言いましたがそれまで散々周りがどうなって来たか見てきたOさんはある意味、限界だったのだと思います。
地面にご両親と一緒に土下座してまで、どうにかしてほしいと。
1-AA