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【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝6
869:れい子さん投稿者の奥 04/17(木) 16:24 IKCmV8ri0 [sage]
私達は近くのスーパーの駐車場に車を一時駐車し、
そこから徒歩で数分歩いて、4〜5階建て貸しビルらしきビルの屋上に行きました。
(このビルには主人の取引先のひとつがあって、
そこのお偉いさんの方に話をして許可をいただきました)
しばらくは何事もなくあたりの風景や町並みを見ていましたが、
誰ともなく家族全員無口になってしまい、主人が
「…それでだ。お前達はどうしたいんだ?」っと、子供達にたずねました。
二人とも黙っていましたが、上の子があたりを見渡してお辞儀をしました。
あわてて下の子もそれを負うようにお辞儀をし、
「今まで僕たち人間を見守っていてくれて!そばにいてくれてありがとう!」
っと大きな声で言いました。
主人の話だと、このとき、ゲンちゃんは驚いて
子供達をまん丸の眼をさらに丸くして見上げていたそうです。
主人も私も子供達の行動に驚きましたが、なんとなくですが、納得しました。
「そっか。お前らが言いたいことってのはそう言うことか。」
っと言って、主人は後ろから両手で二人の頭をワシャワシャとなでていました。
「うん。きっと、この気持ちが一番大切なんだと思ったんだ。」
っと子供達は照れくさそうに話していると、下の子が「あっ」っといってかたまりました。
子供達のはなしだと私達の前方にいつの間にか白い牡鹿さんが静かにこちらを見ていたそうです。
それを見てゲンちゃんが、その牡鹿さんに歩み寄っていき、
牡鹿さんは地面すれすれまで頭を下げると、
ゲンちゃんはその牡鹿さんの鼻先をなでたそうです。
その牡鹿さんの名前は「カシン」と言うそうで、ゲンちゃんが言っていた
姿を隠してしまった友人の地神様だと言う事でした。
カシンさんは子供達に礼を言うと、
「俺は人が俺を必要としなくなるのならそれでいいと思っている。」
「なぜなら人が己の力で選び、失敗や過ちを繰り返しながらも
本当に正しい物を見つけていけることが、俺の願いだからだ。」
「必要とされなければ俺達はは消えていくのみ。それだけの事だ。」
とも言っていたようです。ゲンちゃんが、
「オイラはそれでもお前や人間達と一緒にいたい。それじゃダメなのかい?」
っとカシンさんに聞き返していたそうです。カシンさんはなんともいえない顔で、
「だからお前には顔合わせられなかったんだ。決意が鈍るんだよ。」っと、
はにかんでいたそうです。
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