【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝8
225:後ろの人は兵隊さん◆3HUHnu/6Oenu 04/23(木) 23:52 NnVrV1Ns0 [sage]
結論から言うと母は最初、幽霊の存在を信じてくれませんでした。
何なのあんた成人も越えて…みたいなドン引き反応。
ちなみに母も全くの0感で、他の家族三人が見えた時(私が唯一見えた霊です)も、一人だけ見えなかった人でした。
しかし私があまりにも騒ぐので、母は霊能力があると言う知り合いの知り合い…みたいな胡散臭い人に連絡をつけてくれるとなり、
話としては一旦ここで収まりました。
が、だからと言って私の気持ちは収まりません。

「犬がいるねー可愛いねー!」

何故なら、キャッキャキャッキャと騒ぐ変なものがまだ後ろにいたので…orz
ちなみに飼い犬は完全に後ろの人が見えていたようなのですが、一瞬ビクッとした後は我関せずと言った様子でした。
犬が吠えなかったこともあり母は信じてくれなかったのですが、
私は私で「犬の反応的に、悪い奴ではない…のか?」ともここでは思いました。
何にせよ怖いことに変わりはなかったので、その晩は犬を自室に引き込んで、寝ないまま朝を待ちました。
後ろの人は暫く私に話しかけて来ていましたが、反応を返さないと悟ると「つまんなーい」と言ったきり黙りました。
226:後ろの人は兵隊さん◆3HUHnu/6Oenu 04/23(木) 23:55 NnVrV1Ns0 [sage]
数日経っても、例の子供なのか大人なのかよく分からない何かは私の後ろにくっついたままでした。
そして、次第に彼の『化けの皮』みたいなものが剥がれ出してもいました。
全く反応しない私にめげることなく、相変わらず何やかんやと話し掛けては来るのですが、
初日と違ってちょっと意味が通じないと言うか…現状に沿わないことばかりを言い始めたのです。
例えば「これでは人数が足りません」とか「まだ動けますか?」とか、果ては日本語かすら怪しいものまで。
この時の彼は壊れたラジオみたいに(でも一生懸命に)ぶっつんぶっつんと喋り掛けてくる、結構ホラーな存在でした。

でも、慣れって怖いですね…。

私はスルースキルにポイント全振り。そのままレベルを上げ続け、ついには日常を淡々と過ごす境地にまで至りました。
いつの間にか夜もぐっすり寝れるようになってましたし、例の倉庫にも度々行きました(仕事ですので…)
もはや私の心境としては、恐怖より諦めの方が強かった気がします。
後ろの人があーだこーだ言うのを、最初は「ゃだぁ、こゎぃょ…!」とばかりに震えていたのですが、
もうこの頃になると「チッ、相変わらずうるせーな(ペッ)」とか思えるくらいにはなっておりましたので。
同時に、こんな変なものに返事をしなくて正解だったなーとも…。
どんな形であれ助けて貰ったのだからお礼くらい…と悩みもしたのですが、今でもこの時に声を掛けなくて良かったと思っています。
227:後ろの人は兵隊さん◆3HUHnu/6Oenu 04/23(木) 23:59 NnVrV1Ns0 [sage]
そんな状態が続いて一週間程経った頃、ふと思いついたことがありました。
仏壇に置いてあった法華経を、読み上げてみようと思ったのです。
実を言えば、お経を嫌がっていなくなるかも…と言う淡い期待がありました。
しかし不思議なことに、何故かその時の私は「後ろにいる変なものが消えれば良いのに」とは祈れなかったのです。
心情的には絶対そうだったのですが、何となく言葉が悪い気がして…。
確か…悩んだ末に「私の後ろにいる人が、色々なことを納得した上で正しい場所へ戻れますように」みたいな祈り方をしました。
そしてその時、ずっと壊れたラジオだった彼が、久し振りに現状に沿った言葉を話したのでした。

「君、僕の為にお経をあげてるの?」
 (……そうだよ)
「凄いね、綺麗だね…僕の為に祈ってるの?」
 (うん、そうだよ。だから成仏しなよ)
「痛くないね、凄いね…綺麗だね……」
 (そっか、良かったね。大丈夫だよー)

みたいな感じで、相手を消すどころか超喜ばせてしまったのですが、釈然としないままも何度かこれをやりました。
しかしこの時は情より警戒が勝っており、ちょっと可哀想でしたが返事は心の中だけでしかしませんでした。
後ろの人はその後、暫くの間は相変わらずの壊れたラジオっぷりでしたが、少しずつ無口かつ正気(?)になっていきました。
228:後ろの人は兵隊さん◆3HUHnu/6Oenu 04/24(金) 00:02 ailpgE1C0 [sage]
しかしその数週間後、私がやらかしました。
それは念願の霊能力者(仮)の方と面会し終えた、その直後のことです。

「ねぇ●●、あれ絶対ニセモノだよ!」
「……そうだね」
「キエェェエエエエエエ!!!シャベッタァァァァァァアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!?」
「あっ、しまっ…ファーーー\(^O^)/」

私は後ろの人に、うっかり反応を返してしまったのです。
えー…原因を(言葉を選ばず端的に)申し上げますと、霊能力者(笑)は何も見えない残念なおばさんでして…。
こう、あんまりにも……だったもので、最初はいつも通りに壊れたラジオ寄りだった後ろの人までもが、

「いや、それは違うと言うか駄目だろ」

とか言い出すし、もう反射的に同意せざるを得なくて…つい……orz
しかし後ろの人は私が返事をしたことで、非常に嬉しそうでした。
余談ですが、霊能力者(偽)の言動を受けて冷静さを得た後ろの人より、
一緒に居た母がすっと真顔になった瞬間の方が私にはよっぽど怖かったです…。
229:後ろの人は兵隊さん◆3HUHnu/6Oenu 04/24(金) 00:06 ailpgE1C0 [sage]
何はともあれ、私は後ろの人へ完全に確信を与えてしまいました。
しかも他に頼れそうな人(=本物の霊能力者など)の当てもなく、もう腹を括る他ありません。
有難いことに、この時の後ろの人はもう殆ど正気で、言葉も通じそうな状態でした(まだ結構ブツ切りでしたが)
既に若干の耐性がついていたこともあり、私はこうして後ろの人との直接交渉に踏み切ることにしたのです。
お経の一件もあり、気持ち的に仏間を決戦の舞台に選びました。ちなみに飼い犬を強制同伴。
そこで解ったことや後ろの人の主張を要約すると、

・先祖や守護霊などではない。
・記憶は生前も死後も虫食い状態。
・私に聞き取れない単語がある。
・偶然見掛けた人間(私)が霊的に無防備で可哀想だと思ったから見てたとのこと。
・事故の時は咄嗟に…と言うより成り行きで守った。守れたことに本人も驚いたとか。
・後ろから声を掛けるばかりで前に回らない理由は、姿を見られたくないから。
・初日以降のラリ状態が恐らくは今までの通常運転?(本人には自覚なし)
・こうして話が出来るようになったのは、双方が話す気になったから?(理由は不明確)
・現在、守護霊の代役(?)を手探りで勝手にやってみているらしい。
・ずっと痛かった身体が動いたのは、相性が良いからかもとのこと。傍に居たいそう。

その他、くだらないこと(笑えるスレで書いたネタなど)も含め、ポロポロと二〜三時間程は話し合いました。
しかし出身地、死因、年齢、職業などについては、嫌がって答えてくれませんでした(ずっと後に教えてくれましたが)
話している内に、私の中からはどんどん恐怖心が失せていきました。
我ながら単純なのですが、正気になった後ろの人があまりにも無邪気で、素直で、そして本当に楽しそうだったので。
ちなみにこの頃、買い犬は部屋の真ん中でいびきをかいて寝ておりました(…)
230:後ろの人は兵隊さん◆3HUHnu/6Oenu 04/24(金) 00:09 ailpgE1C0 [sage]
結局、私達は互いに幾つかのルールと約束を取り決めた上で、暫く一緒に居てみる…と言う結論に落ち着きました。
躊躇がなかった訳でも、信頼をした訳でも、恐怖心がゼロになった訳でもありませんでしたが、
それでも彼を受け入れると決めた理由としては、

「どうせなら、もっと上手に助けてあげたかったなぁ…」

と申し訳なさそうに言われた時、涙が出る程悲しい気持ちになったからでしょうか。
私がようやく「助けてくれてありがとう」と伝えられた時も、彼はただ嬉しそうに私の無事を喜んでくれただけでした。

こうして私は、この日から改めて後ろの人と一緒に過ごし始めることになりました。
その後も彼の手を見てしまったり、守護霊が戻って来てお別れしかけたり、遊園地ではぐれたり…。
思い起こせば細やかな事件はありましたが、今も概ね平和に共存(?)しております。
また、あの日から今日まで、彼の言動が壊れたラジオ状態に戻ったことは一度もありません。
思想は少し過激なので、ごくたまに物騒なことを言い出しますが、まあ…優しい人です。恐らくは。

本当に長くなりましたが、以上で終了です。これでも結構削ったのですが…orz
何はともあれ、最後までお読み下さいましてありがとう御座いました!
レスもちょろっとさせて頂きますね。
231:後ろの人は兵隊さん◆3HUHnu/6Oenu 04/24(金) 00:35 ailpgE1C0 [sage]
>>218
そもそも事故を起こしたのが後ろの人なのでは、と思っていました…。
仰る通り助けてくれただけなんですけどね。
実は、倉庫のお婆さんを追い払ったのも彼だったそうです。

>>220
時間短縮も空間移動も出来ないそうです。
後ろの人曰く「別の道を通らせただけだよ」とのことです。
生身には見えない道がいっぱいあるようで…。
だから幽霊は壁が抜けれるのかな〜と最近思います。

>>223
自転車が持ち上がったのは、恐らく私がハンドルを手放さなかったからですw
彼が実際に掴んだ箇所は私の左肩なので…。
また、どうもあの手助け(物理)は火事場の馬鹿力だったらしく、これ以降はお目にかかっておりません。


色々ご反応下さってありがとう御座いました。
後ろの人はあくまでD級(笑)なので、そう大した力はないようです。
232:04/24(金) 08:56 rMbAu9w+s [sage]
そいえば、だんたりおの人は解決したのかね。
いろいろ大変そうだったけど。
233:元触手 04/25(土) 20:37 tilcaP2us [sage]
お久しぶりです、一人暮らしに戻った触手です

いえ、前回ちらりと書いた同居予定の娘さんのおうちがお化け屋敷というオチで…
上からの足音(最上階)隣からの深夜の歌声(隣は企業)
締め切った中を吹き抜ける風とガタガタ鳴るドア
これだけなら同居してたと思いますが、娘さんがちょっとヤバくなってきたので
申し訳ないとは思いつつも巻き添え喰らわないうちに出てきました
確かこの前に買った家もいわくつきで最終的に包丁振り回して暴れたんだっけか
刺される前に逃げましたorz
234:04/26(日) 00:35 3oX4DNPhO [sage]
元触手の方、なんと言うか大変ですね…
1-AA