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【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝8
244:05/23(土) 04:16 cq0KOtTZ0
どのくらいの長さまでがOK範囲か分からないけどぶつ切りはあれ何で一気に書きます。
高校生になってもおじいさんはいた。
何年もの付き合いの親友となっていたおじいさんがある日寂しそうに呟く。
祖母がガンで入院して寂しいのかと話を聞くと、「いちちゃん、もうすぐだ」と言って溜め息を吐いた。
そっか、退院すんのか……やっと帰って来れるのかと祖母の部屋を掃除した。
でもおじいさんは寂しそうに本体?の近くに座って溜息を吐いている。
「おばあちゃん帰って来るんだからさ、もっと明るくなりなよ」
「坊主、頼みがある」
おじいさんは、本体を祖母の入院先に持って行って欲しいと言った。
祖母の元気な姿が早く見たいのかと僕は着替えを持って準備している父に恵比寿様を渡して持って行ってもらうよう頼んだ。
バイトがあるからお見舞いにはいけないけど、とおじいさんに言って見送った。
「いちちゃん、もうすぐだ」の意味が分かったのはバイトが終わって携帯を見た時で親からの着信が沢山残されていておじいさんの言葉を思い出した。
そっか、そういう事かと泣きそうになりながら親の迎えを待って祖母の家に向かう。
葬式の間、おじいさんはずっと祖母の近くで項垂れていた「僕のそばじゃなくておばあちゃんの近くにいたら」と思うとやるせなくなり目を合わせなかった。
その晩、火を絶やさないようにと見張りをしているとおじいさんは祖母を見て言う。
「いちちゃん年取ったなぁ、旦那を早くに亡くして……坊主の父親に手を焼いて、ご苦労さん」
「ねえ、おばあちゃんと一緒にいたら変わってた?」
「……いいや、変わらなかったさこれは決まっていた事だから気にするな」
おじいさんはそう言って笑うが、やっぱり寂しそうだった。
でも、と言いかけた僕におじいさんが遮るように語る。
「人は生まれてから死ぬまでの運命は決まっているから無理に変えようとしてはいけないんだ、だからわしが誰のそばに居ようと変わりはしなかった……ただ」
「ただ?」
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