下
【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝8
577:08/07(金) 00:34 t7tovEtCs [sage]AA
続き
足下で寝ていただけの存在が、こそこそ話をしているのを聞いたのは、翌年の四月半ば。ようやく春が来た頃のことだ。
まだ朝晩は冷えるから、湯たんぽをして寝てたんだ。例のごとく二時半頃に布団に入り、うとうとしていたら、
「どうする?」
「このままここにいるか? それとも…」
話し声と足下の気配。
あの3匹かと思いつつ、寝ようとしたら、右肩をぐっと踏まれた。すごい力で痛かった。
「人間はすぐ裏切るからな」
3匹の内のどの声かはわからない。
耳元から聞こえたその声は、怒りや憎しみより悲しみが優っていた。
だから、瞬間的に思ったんだ。
次は幸せになれって。
そうしたら、右肩が軽くなって…寝てた。
起きたら朝だった。びっくりするくらい何もなく、夢も見ず、目が覚めた。
3匹は2度と現われなかった。
能天気というより、正直生きている自分のことだけで手一杯だから、たまにあんなことがあったなー、今ごろ次のために休んでるんだろうなー、程度にしか思わなかった。
でも。
3匹がいなくなった後、少ししてから自分は実家を出たんだ。
実家は近いからわりと頻繁戻ってる。
それが起きたのは、3匹がいなくなった翌年のGW。ちょうど実家に戻っていた時のことだ。
用事を済ませた自分は、座りながらうとうとしていた。
「10時には起きないと」なんて考えながらも、眠気は強くなっていく。
まずいなあ、そろそろ起きないと思っていたら、タッタッという軽快な足音が聞こえてきた。
方向は仏壇のあるあたり。
で、走る勢いのまま、ドーンと太ももにヘッドアタック。
目は覚めたけれど、ヘッドアタックする生物なぞ実家にはいない。自分も飼ってない。
たぶん、あの3匹のうちのどれかなんだろうな。見えないから、どれかまではわからないけど。
上前次1-新写板覧主AA省