怪談:妖しい物の話と研究


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人形の怖い話ありませんか?(ΦДΦ)<八巻目
702 :もしもし、わたし名無しよ:2007/06/11(月) 11:32:25
怖いじゃなくて、ちょっといい話だけど聞いたからかかせてくれい。

体験者は母の知人(A)。体験したのは30年近く前。
当時妊娠中だったAは、都合があって街へ買出しに。妊娠中ってことでおなかも大きく、
あまり出歩けなかったAは久しぶりの外出にうれしくなって、つい体調も考えずに
やや遠くの「行きつけの喫茶店」へ。

店では店主と会話がはずみ、気付くと随分長居してしまっていた。閉店時間はとっくに過ぎている。
そろそろ帰らなくちゃ、と切り出すと、店主は「お土産をあげる」と店の2階へ上がっていった。
その店主の背中を見つつ立ち上がろうとしたA……貧血を起こしたのか、ばったり倒れてしまった。
床に転がってしまったわが身を起こそうとしても、目の前真っ暗、手足に力は入らず立ち上がれない。
これは店主が戻るまで倒れているしかないのか…と思った途端、
誰かがそっと、抱き起こしてくれた。起こしてもらったけれど、まだ目の前はまっくら。
てっきり店主だと思った知人はありがとう、ともごもご言ったけれど声にはならず、
助け起こしてくれた人物にソファに座らせてもらうと、Aの意識はそのままブラックアウト。

しばらくたって気がつくと、店主に救急車を呼ばれていた。
もうお分かりとは思うけれど、店主が2階から戻った時、Aはソファに座って意識を無くしていた。
そして、店内は店主とA以外は「無人」。でも、大きな(等身大より少し大きめ)
アメリカ物のビンテージなヒトガタディスプレイのインディアンはいたそうだ。




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