怪談:妖しい物の話と研究


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【全米が】なんか笑える霊体験12【テラワロス】
184 :本当にあった怖い名無し:2009/08/11(火) 08:45:59 ID:v1+0z6o5O
猫神様のおはなし。

むかしむかし、猫の神様には沢山の人間のお友達が居ました。
猫の神様は 人間と共に 共和国と帝国をまもり、帝国が滅びるその最期を見届けた後、友のベルトを首輪にして、旅に出ました。
悲しい思い出から離れるように。
人間にわるさをする鼠を懲らしめながら、船にのって東へ東へ。
何百年も旅を続けて、最後に辿り着いたその場所の名前は火の国。
鼠に取り憑いたコロリという病気に悩まされていた人々は、猫の神様を異国の船から貰い受けます。
猫神様はお客様として大事にされました。
辿り着いてより六十年のあと、赤い服も貰いました。

 ありがとう ねこさん ぼくのともだちよ。

それは千年もむかしに聴いて、一度も忘れたことのない言葉。
猫の神様が聴きたかった言葉。
猫の神様は火の国の人に伝えます。
 ありがとう。
 このひのいろのふくにかけて、あおぞらがおちるまで、
 ちがさけうみがぼくをのみこむまで、
 ぼくはこのくにをまもりましょう。
約束は果たされました。
それから猫の神様は昔も今も火の国の夜を守るのです。

おしまい。


というわけで>>181それはきっと猫神様。



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