怪談:妖しい物の話と研究


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【全米が】なんか笑える霊体験12【テラワロス】
681 :本当にあった怖い名無し:2009/08/27(木) 13:12:43 ID:UsDnZMdj0
子供心に所謂「茶室」みたいな部屋を想像していたが、大きな本棚が並んでいて、
「書斎」って感じだったのを覚えてる。窓際に肘掛椅子とかある洋風の。でも、真っ先に
違和感を感じたのは化粧台だった。お袋が使ってる手鏡とは別次元の3面鏡とかついてる立派なやつ。
お前らの想像通り「合わせ鏡」のできるやつな。
夜も遅かったし、テレビも無いし、本は難しそうなのばかりだったし、普通に考えれば寝る以外の
選択肢は俺にはないはずだった。ところがな、その離れは内から鍵をかけることができたんだよ!
ガチャリ、と重い音がして封鎖される空間、俺はその後の自分史をひも解いても理解できない行動をとる。
服を脱ぐ、パンツも脱ぐ、すっぽんぽんになった俺は化粧台の椅子に登り、三面鏡に背を向け、
股下から自分のあられもない姿を覗き込んだ…、そこには合わせ鏡いっぱいに俺の肛門が写ってたよ…。

その後、両親が友人とその民宿に行くことはあったが俺はついていったことはない。
親が言うにはな、その離れ、夜中に三面鏡で合わせ鏡をすると、女性の霊が写りこむって話で、その地域全体の
「夜中に車を運転してると見える女の幽霊」の震源地だったそうだ。
それも昔の話だそうで、俺たちの行った年、もっと言うと、俺たちが泊まった日以来幽霊騒動は起きてないらしい。
俺が寝るのを止めようとする家主に「あの子が化粧なんてするわけないじゃない」とお袋は言ったそうだ。
「あんたが泊まったから幽霊逃げたんじゃないの?」
「アハハハハ…」
本当のこと言えるか!



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