怪談:妖しい物の話と研究


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【全米が】なんか笑える霊体験12【テラワロス】
848 :本当にあった怖い名無し:2009/08/29(土) 10:17:30 ID:YXVajOwn0
母の説明を簡約すると、幽霊が出て困ってるので姉美さん貸してください、ってことだ。
「そんなに有名なのか?姉美は…」
「うーん、口コミで広まったのかしらねぇ?」
「そんな口コミ嫌だぞ…、っていうか毎回巻き込まれてた俺って完全に被害者だよな…、知らぬとは言え、
自殺者の出た部屋とか、事故車とか、幽霊の出る物件に連れてかれたんだろ?」
「そりゃあんた、俺男(仮名)がいないと姉美がついて来なかったからじゃない」
「…、そうなのか?」
「あら、気付かなかったのあんた?鈍感ねぇ。姉美の定期入れの中にあんたのプロマイド入ってたのよ♪」
「…、初耳だぞ」
「ケラケラケラ、私たちが止めなかったら間違いなくあんたの童貞は姉美に奪われてたわよ」
「さらっと怖い話するんじゃねーよ!」
「だって、中学生になるまで姉美はあんたと結婚するって言ってたのよ、普通はお父さんて言うところなのにねぇ」
「知るかそんなの!それよりあれだ、その除霊とかで毎回マージンとかもらってたのか?」
「マージン、て言うか『旅行代』?」
「…、よーくわかった…」

「て、いうか姉美ってその道で食っていけるんじゃねーのか?」
「姉美にその気が無いから無理よ」
「もったいない…」
「でもね、選挙の時期になるとあの子引っ張りだこなのよ」
「なにゆえ?」
「選挙事務所の初陣式であの子がいると100戦100勝なんだとか、○○○○○なんかも毎回来てるわよ、今回も」
「待て待て待て待て、○○○○○って国会議員の大臣じゃねーか(正確には元大臣)、それが姉美のところに?」
「そうよ、直々に!」
「お前が威張るな!でも、以前言ってたな、選挙事務所で手伝って打ち上げでビール呑んだって…、姉美って実は凄いのか?」
「さぁ…」
「…」
とりあえず、親もこんな親なので姉美が悪の組織に利用されることも無ければ、世界平和のために利用されることも無いと思う。
しかし、なんていうか、姉に対する見方が少し変わったのもまた事実だ。今年の夏も、家事手伝い脱却のために選挙活動で
バイト代稼いでるそうだ。姉の屈託のない笑顔がまた見たくなったので、とりあえず頑張ってくれ某県2区の自民党さん



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