怪談:妖しい物の話と研究


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【全米が】なんか笑える霊体験17【テラワロス】
384 :店長 ◆jm3OWqb0ac :2011/01/05(水) 17:02:31 ID:WCMMbWfv0
あけましておめでとうございます。新年を祝って、久しぶりに投下させていただきます。

俺の自宅の間取りは、玄関開けた正面が風呂場、右に台所、左に居間。
この風呂場から玄関へが、どうも去年夏辺りから、霊道が開通したらしい。
家主の許可なく、ちょこちょこ霊が横断していく。

去年の秋、寒くなり始めに、シーズン初の鍋パーティーを開催した時。
台所である程度 鍋を煮込んで、居間へ運ぼうとした。
アツアツの鍋を畳んだふきんで持って、ちょうど風呂場の前にさしかかったその時。
突然、ゆらぁ〜っと、女の霊が通りかかった。
慌てて避ける俺。俺もびっくりしたが、幽霊もびっくりしたようだ。
右へ避ける俺、幽霊も右へ。左へ避ける俺、幽霊も左へ。
「ちょっ、どけ!うわ!あちー!」
鍋を持っていたふきんに限界が訪れた。鍋を床に置いたら、フローリングが溶けた。
俺は両手薬指にヤケド。
鍋は友人に委ね、俺は台所でヤケドを冷やした。霊は(TдT)な顔で、俺の手を覗きこんでいる。
なんかものすごく腹がたって、「いいから、もう、行ってください!」って言ったら、
幽霊はものすごく申し訳なさそうに頭を下げ、玄関へと消えていった。
30歳前後の、幸薄そうな美人の幽霊だった。
ヤケドが痛くなければ、もう少し優しく出来たんだが。



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