怪談:妖しい物の話と研究


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【全米が】なんか笑える霊体験17【テラワロス】
846 :802:2011/04/05(火) 18:06:56.12 ID:QqmrcmkL0
>>843
一緒に住んではいないけど存命中
>>844
なんだろう、目から汗が…

んでは三つ目の河童のお話
婆ちゃんがまだ若かりし頃(20代)のお話。

婆ちゃんいわく河童には赤河童、青河童、黒河童の三種類がいるそうだ。
赤河童は顔が赤く、人前に姿を表さない。
青河童は一般的な河童で、人を溺死させることもあるが友好的な連中。
そして黒河童は頭でっかちで甲羅がなく、人を好んで食べてしまうそうな。
その黒河童が婆ちゃんの地元で暴れていた。
地元の自警団も手を焼く有様で、業を煮やした婆ちゃんが一人河童の住処の池へ向かった。
河童はよく相撲を仕掛けてくるが、黒河童にはお辞儀をさせてはいけないらしい。黒河童は妖術に長け、その皿に人を乗せるという術を使うらしい。
なので婆ちゃんは河童に対して「石が水に浮くか沈むか」という掛けを持ちかけた。
河童は「浮く」方に掛け、沈んだら婆ちゃんのいうことを聴くこと、浮いたら婆ちゃんの命を奪うとした。
黒河童は妖術で浮き沈みを逆にできるので、石を浮かせることなど簡単だそうで。
だが婆ちゃんはそれを見越して浮石(水に浮く石)を掛けに使った。
妖術で浮き沈みが逆転した所為で浮石は沈み、掛けは婆ちゃんの勝ちとなった。
当然河童はそれに納得しなかったが、婆ちゃんがした
「悔しかったらこの水筒の中に入ってみぃ」
という挑発に乗って水筒に閉じ込められ、使われていない工場(河童が大嫌いな金気たっぷり)で解放されてお得意の肉体言語による説得を受け、無事に和解したそうです。
その後婆ちゃんはその河童から妖術と薬草に関する知識をあるだけ教えてもらったそう。
悪魔を追いだした時の薬草もその時の知識を応用したものなんだとか。



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