怪談:妖しい物の話と研究


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高2くらいの時
1 :本当にあった怖い名無し:2011/04/30(土) 17:47:55 ID:lkZQCcMK0
普通に寝てたらほんのり何だか息苦しく目が覚めて
なんだろうかと思い、ぼーっとしながら右手で自分の首を触った
すると明らかに自分とは違う人間の肌の感触を感じて
そのかたまりをつかんで自分の目線に持っていくと誰かの手で、どうやら首を絞められていたらしい。
その手はぷらんぷらんと力無くぶら下がっていて
普通ここで「きゃーーーーーーーーーー!!!」とか何とか言うんだろうけど
私は寝ぼけているので(おぉ?なんだこれ?すげぇ、肌ちょっと黒いぞ)
と思いながらつかんでる手をころがしながらその手を見ていたら
そいつは逆に怖くなったんだろうか、急にぐいっ!っと力強く逃げようとした
今思えばもう逃がしてやれよと思うのですが、あいにく寝ぼけてるものですから
(あ、おいこら待てや逃げんな)なんて思いながら、逃がさないようにこちらも力強く引っ張った。
少しそんな決闘が続き、もう怖くてたまらなかったのだろう、最終手段を使ってきたみたいで今まで全然力の無かったそいつが
ものっっすごい力でぐいっ!っと引っ張ってきて、流石の私も手を外され、そのままぬいぐるみのたまり場にシュルリと逃げていった…
その後私は引っ張り合いに負けた事を悔しがってイライラしながら寝ました。

朝起きて(なんてことしてたんだ自分…)と本当に後悔をした若い頃の話。



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