怪談:妖しい物の話と研究


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【全米が】なんか笑える霊体験23【テラワロス】
353 :本当にあった怖い名無し:2012/06/20(水) 07:37:27.31 ID:4q3NKA450
以前に介護施設で働いていた時の話。
そこは割と新しい施設だったんだけど、どういうわけかよく出る。
倉庫で片付けてるときに頭をぶつけて悶絶すれば可愛い女子の声でクスクス笑われ、
早出で出勤してエレベーターに乗れば見えない誰かが閉まりかけのドアを開けて乗り込んでくる。

ある日のこと。
その日も早出だったので誰かとエレベーターに便乗してから朝食の用意をしに行った。
そこでは最初にお茶を準備するんだけど、そのお茶のやかんがでっかい真鍮かなんかの昔ながらのやつ。
それの中に麦茶のパックとお湯がなみなみ入ってて、注ぎ口に茶漉しなんかはないシンプルなもの。
自分は注いでる途中でパックが詰まるのが嫌なので、最初にパックを出してからお茶の準備をするのが常だった。
で、いざお茶を入れようとしても出ない。
滴っても来ない。

どうやら見えないナニカが詰まってるらしい。
「詰めてる指を抜きたまえよ(´・ω・`)」と声をかけるとクスクス聞こえて普通にお茶が出た。
満タンのお茶がやかんから出ないのはなかなかシュールだったが、それが何回も繰り返されると若干イラつく。
朝はホントに時間がないから遊んでる場合じゃないのだ。

早出の時は毎回ナニカと遊んでいたけど、夜勤の時には何も出たことがなかったなぁ。
他の職員も気配や足音は感じていたけど、ここまであからさまに絡まれてはいなかった。
結局アレがなんなのかわからなかったけどきっといい奴だったんだろうと思いたい。



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