怪談:妖しい物の話と研究


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【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝7
660 :れい子さん投稿者の奥:2014/09/09(火) 20:49:09.78 ID:RZtoN0Sh0
「人間はいつもそうだ!勝手に関わってきておいて、私が何も言えぬうち、
何も伝えられないでいるうちにいなくなって…消えていってしまう!
本当に勝手だ!卑怯だ!だから私は人間など大嫌いだ!」
そうミズキさんが言い終わるとしばらく張り詰めたような沈黙が少し続きました。
「ごめん…。ミズキちゃん…。」主人がなんとも申し訳なさそうにミズキさんにいいます。
「ごめんなさいとしか言えないけど…ごめんなさい。」
再び主人が言うと、子供たちも続いて「ごめんね。」っと続けていました。
私も「本当に申し訳ありません。」とミズキさんに言いました。
「…ミズキ。分かってやれや。心を通わせた相手と別れるのが辛くないわけがないってのは、
お前さんと皆、一緒なんだよ。」
「嫌だ!」カシンさんの言葉を遮るようにミズキさんは言いそして続けます。
「私は絶対に許さん!お前等も、私に心を傾けた人間等を!絶対にな!!」
私たちはただ、黙ってミズキさんを見ていました。
「…だから…絶対に忘れてなどやらん…。」
そうミズキさんはつぶやくように言い残して、その場から姿を消してしまいました。
「ミズキの気持ちもわからんでもないが…。」っとミズキさんがいなくなってしまってから、
カシンさんは少し困ったよ様な感じでそう言うと、
「いつかミズキの奴もわかってくれるだろうさ。
いや…わかっているからあいつは己と戦っているのかもしれんな。
出会いがあれば必ず別れがあり、別れがあるから、
出会いを…そのつながりを大切にすることができるんだってな。
なぁに、お前さん達が気にする事はない。あいつなら心配いらねぇよ。」
っと笑っていました。

以上が今回主人のところでありました出来事です。
現在、主人からも特になんの報告もなく、私たちもミズキさんがどうしているのか、
聞けずにいます。また、私達は離れていしまっているため、どうすることもできません…。
心の中に何かが引っかかった様な気持ちでいっぱいです。
子供達には「ミズキちゃんを信じてあげようよ。」
っと私が慰められてしまいました。いけませんね。子供たちに申し訳ないです。(汗
どうなってしまうのかわかりませんが、私も子供たちと同じ気持ちでいようと思っています。
長くなってしまった上、わかりにくい文章で本当に申し訳ありません。
それでは失礼いたします。ありがとうございました。



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