怪談:妖しい物の話と研究


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【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝8
1 :名無しの霊体験:2014/10/18(土) 11:36:53.64 ID:lAtsr/3Vs
本スレへ投稿したいけど、笑えない話も有る
投稿したいけど2ちゃんねるは怖い

そんな人はこちらへ投稿してみて下さい。
まとめサイトにも収録されます。

まとめサイト
http://wararei.yakumotatu.com/

前スレ
【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝7
http://bbs.yakumotatu.com/test/read.cgi/wararei/1400361087/l50

158 :プラトーン:2015/02/12(木) 22:03:36.17 ID:CKDLKC2C0
この山結構不思議な体験できる心霊スポットになってるんで、この山限定で
自分もいろいろ鈍くなってるみたいですw

159 :名無しの霊体験:2015/02/13(金) 01:28:55.24 ID:ZGQDLslYO
>おじいさんの話と経験上食べ物を欲しがるヤツにケチケチした態度を取ると碌なことにならないので、


なんか説得力あるなあw

160 :名無しの霊体験:2015/02/13(金) 06:47:34.18 ID:ycFMSr8Xs
心霊ではないけど、因果応報を実感した話

今住んでるマンションの自転車小屋に財布が置き忘れてあって、ついその中から千円拝借してしまった。
で、その日の内に自分の自転車が盗まれた。
普段悪いことをほとんどしないのでビビって千円を元の財布に戻して、お菓子も一緒に置いておいたらその10分後に自転車が見つかった。

161 :名無しの霊体験:2015/02/13(金) 10:00:56.73 ID:Uzi9mjfcO
いい仕事してますな。
>>>160の守護霊

162 :プラトーン:2015/02/14(土) 01:04:32.78 ID:P+njPAb90
豚切りですが・・・。
思い出した話があるんでぼちぼち書いていきます。
自分が何で山の中限定で鈍くなったのかがなんとなく
わかったので。

実は山で怪異に遭遇するのは割りと良くあるのですが
どうもおじいさんの血縁関係というのが強いのか
災難に遭いやすいようで
山の神社に毎年来る神主さんに相談したところ

「ここの神様は非常に度量の広いお方で、どんな方も
 等しく守ってくださるがこの山に住む者が
 山の神様を崇拝しているので、神様や神様がおわす
 山を汚す者に容赦なく祟るのだ。」

神様はおじいさんもお優しい方と言っていたが
どうにもいたずら好きらしく
山に入った人をよくよくからかうそうだ。
その中でおじいさんは前回の件で
神様と縁ができており、神様がおじいさん
が山に入ったのを感知して遊びに来ているらしい。
そして俺が何故神様にからかわれやすいかというと
神主さん曰く、
「君は呪術に引っかかりにくい体質で
 狸や狐でもよほどじゃないと君を
 化かせないから、神様にとって
 君ほど化かし甲斐のある人は居ないからじゃないか?」

とのこと、そして人並みに怖がりだから、とも言われたw 
要は神様の遊び相手らしい。

163 :名無しの霊体験:2015/02/15(日) 07:49:50.92 ID:w8LueghF0
うわぁ…。遊び相手というよりも、おちょくり確定!?
とっちにしも、うれしくないなー
お疲れさまです

164 :名無しの霊体験:2015/02/15(日) 10:38:32.47 ID:lATBOJ6n0
神様に嫌われてないだけいいじゃないか
祖父さんの体験談からして、神社の御神体を預かる程度には神力のある山神様らしいし
それこそココアでお腹いっぱいになるくらいもてなしてあげるとか
ここの掲示板住人としてそういう交流も見てみたいw

興味本位ですみません

165 :プラトーン:2015/02/15(日) 12:00:21.15 ID:2D4agaW30
おお、書き込みありがとうございます。
先ほどの話の続きですが、実は続きがありまして
山の神様は先ほどのとおり『何か』を匿ったり
気前よく山に住まわせてあげたりするわけです。
むしろ神様は守る側なんでいいのですが
その山に住んでいる『何か』が注意事項なんです。

からかわれる程度ならいいんですがその中で
道に迷うとか、物理的な接触があるときは
それが山の神様なのか、それともその山にわれわれと
同じく同居する『何か』なのかを判別しないといけないのです。

166 :名無しの霊体験:2015/02/16(月) 22:07:22.45 ID:CxhuZByd0
プラトーン様
そうか…。その「見極め」が大変なんですね。
自称「神様」という存在がそのものずばりとは限らないという、アレですね(違

167 :名無しの霊体験:2015/02/17(火) 20:19:59.87 ID:vGp5SSGX0
食べ物を欲しがる相手にケチケチすると碌なことにならない話をkwskと言っても良いだろうか
気になります

168 :プラトーン:2015/02/17(火) 21:24:36.13 ID:osTx+WFC0
間が開いてしまいましたが・・・、>>165の続きも兼ねて。

実はこの山、波長というかそういうのがあうと遭遇率が高くなるらしく
神様は子供の悪戯レベルで勘弁してくれますが、それ以外だと
怪我をする確率がグンとあがります。

その時は確か珍しく散歩がてら山に入った時だとおもいます。

弁当をかばんに詰めて正規ルートから入って行きました。
一応ごみとかそういったものが落ちてないか気にかけながら
神社を目指して歩いていくとちょうど昼ごろに到着できるんですが
他にとくに食べる場所に寄る理由も無かったので神社にお供えしてから
ビニールを敷いて弁当を広げました。

そうしたときにふと、視線を感じます。
おじいさんとの経験もそのときはまだまだ浅かったので
多少気分が悪かったのですが、負けん気と空腹が強かったので
気にせず食べようとしたところ。
『ぐー』
なりました、あきらかに自分じゃない腹の虫。

背中から聞こえて来ましたがその方向は坂道で木々が茂っていて
とても人が立っていられる場所じゃないんですよ

んでもって、気づかないふりしながら弁当の白米を口に入れた時

「うまそう・・・。」

はっきり聞こえて慌てて振り返ったら毛むくじゃらの
なんというか数メートルのデカイのがいました。

人っぽいような猿っぽいようなとにかくでかくて
そういう奴がいたんです。

そいつの視線が自分の弁当に注がれているわけで
自分としてもやめときゃよかったのに箸が止まんなくてw

「それ、くれろ」

と言われ、なんというかやめればいいのに

「え、いやだよ。」

と素直に答えてしまってw
ムッとしたそいつが自分の弁当を引っ手繰ったんです。

んで、カッとなって怒鳴ろうとしたときにそいつに
思いっきりビンタされました。

さすがにびっくりしましたwおもしろいくらいとびましたもんw
空中にフワッとした感じで、ちょうど原付に撥ねられた感じにそっくりでしたね。

藪に頭から突っ込んで悶えている間にその毛むくじゃらと
弁当は影も形も無くなっていました。

しかたなしにすきっ腹と顔の擦り傷を摩りながら山を降りたんですが
おじいさんに無茶苦茶笑われましたね。

169 :名無しの霊体験:2015/02/18(水) 13:54:18.65 ID:tZzDIBk3s
原付にはねられた感じって
ずいぶん具体的な例えですな

170 :プラトーン:2015/02/18(水) 13:56:01.51 ID:wX2ou778s
まぁ、二回ほどはねられてますからね

171 :リアルライ有村:2015/02/24(火) 07:54:24.05 ID:o7+IyDuKs
>>160
誰もいないと思っても、見ている存在はいるって事ですね。
自転車見つかって良かったです。

172 :名無しの霊体験:2015/02/24(火) 20:14:12.19 ID:4Ogfm9dS0
ちゃんとちゃんとちゃんとちゃんとちゃnちゃ〜んと眺めているんですね




元ネタわかるやつは結構歳いってる

173 :名無しの霊体験:2015/03/02(月) 07:43:42.16 ID:NwhaFasjs
さっき体験した話なんだが、スマホから本スレかきこめなかったのでこっちで失礼

ベッドの枕の方で、空回りの足音みたいなしゃこしゃこいう音が聞こえた
何の音かと見ようとするが体が動かない
金縛りやべえと思って焦る間にも音は続いてる
とっさに出た言葉が「ち…ちん、こ」ここ見てたせいだ
言った瞬間、体が軽くなって音のしてたほう見たが、当然何もない

今思い出すと、あの音、去年の夏に死んだうちのわんこの音だった気がする
せっかく来てくれたのに、ちんこで除霊しちまったのか… すまんわんこ

174 :名無しの霊体験:2015/03/03(火) 01:13:52.67 ID:sOZlU83EO
>>173が男か女かで、エピソードの意味がかなり違う。

175 :173:2015/03/03(火) 11:21:02.34 ID:YOJVbPJ+s
>>174
喪女です

176 :名無しの霊体験:2015/03/03(火) 20:24:07.17 ID:ksqBGnwA0
霊もおならがあまりにも臭いと驚いたり口が悪いと怒ったりと、普通に生前と変わらないよね

>>175
除霊わらたw

あと、ここの不思議体験読むのが好きなのと
向こうの板常駐してるからちょっと嬉しい

177 :名無しの霊体験:2015/03/06(金) 15:37:55.47 ID:n7uOlyLHs
なんか海の方が怖い話が多いイメージだけど、私も謎体験は基本山だなぁ
そして笑えないことばっか…
プラトーンさんとこの山は多分、だめだ。

そういや、ここで下ネタで霊を追い払える話を読んで数年
金縛りはやっぱりち〇こま〇こう〇こで撃退できている。

178 :名無しの霊体験:2015/03/08(日) 21:26:21.02 ID:g7xJEEUis
>>168
昔本で読んだ越後のイエティ?は旅人がおにぎりわけてあげたら
荷物持つの手伝ってくれたそうですよ
素直にわけてあげれば新しいお話が始まったかもしれないのに・・・残念!(笑)

179 :プラトーン:2015/03/09(月) 01:00:44.58 ID:vaUh1QHP0
>>178 その毛むくじゃらは山の住人なので、おじいさんいわく
「良く見かける」とのことで。
神社の掃除のときにたまに昼食に混ざってたりしてます。

180 :名無しの霊体験:2015/03/10(火) 00:09:26.86 ID:EB/FHHJJO
混ざってるw
馴染んでるのか?w

181 :プラトーン:2015/03/10(火) 15:21:00.46 ID:U3LT7mBIs
作業に集まった人達の為に作った炊き出しの列にしれっと混じってたりします

182 :プラトーン:2015/03/12(木) 19:14:36.97 ID:OTTt5VxOs
混じってた人?のリスト
・真っ白ののっぺらぼう
・顔と尻尾が丸見えの狐狸
・毛むくじゃら
・山伏さん
・蓑姿の一つ目のおじさん
が目撃されております

183 :名無しの霊体験:2015/03/13(金) 01:14:58.04 ID:9wVWeoIxO
それはプラトーンさんだけに見えるの?他の人にも見えるの?食料もその分無くなったりするの?

184 :プラトーン:2015/03/13(金) 09:17:57.41 ID:xlXfvjnAs
霊感のある人には見えるみたいです。
また、勘が鋭いくらいでも見知らぬ人に配った程度には知覚できるみたいです。
おじいさんも大抵は気付かないフリをしているらしいです。
食べ物の減り方は平均して参加者分プラス5人分くらいです

185 :名無しの霊体験:2015/03/15(日) 13:48:06.10 ID:0ku4TIlDs


186 :ビル警備員:2015/03/16(月) 15:14:20.71 ID:LrGuMcmY0
偶然見つけたので書き込ませていただきます

自分はビルで警備員のアルバイトをしているのですが先日不思議な体験をしたので書きます。
実はうちのビルには神社があって、ビルのオーナーさんが熱心に拝んでいるらしいのです。

夜間に警備で管理室でボヤーっとして居たとき。

ドンドンドン!と裏口のドアを叩く音がします。

その時はベテランの人と二人組みで警備に当たっていたのですがベテランの人が
見回りに行っていたので仕方なく自分が確認することになりました。

裏口は基本従業員か警備員以外利用できないようになっているのですが
正面玄関はシャッターが下りているので、このビルのテナントさんか
誰かが鍵を忘れてはいれなくなったのかなーと軽く考えていました。

オートロックとか便利だけど不便だよなーと思いつつ裏口のドアの
鍵を開けた瞬間なにかが凄まじい勢いでドアが開くと

「いかんいかん」

って感じのことをいいながらなんか神主さんみたいな
ハデな着物姿のおじさんがすごい勢いで走り抜けていったので
びっくりしていたんですが、あっと思ってそのおじさんを追いかけて
階段を登っていきます。

ですが、そのおじさん異様に足が速くて二階、三階と追いかける内に
おじさんらしき人の姿が徐々に遠くなっていき見失わないようにするのが精一杯でした。

187 :ビル警備員:2015/03/16(月) 15:14:46.31 ID:LrGuMcmY0

しかもそのおじさんは店とか、金庫とかがある階を無視してずんずんと
屋上目指して走っていきます。

そんでようやく屋上の階までたどり着くと、おじさんはいません。

一本道なのですが、先に来ているはずのおじさんは見当たらず辺りは
静かなものでした。

運動不足が祟って息も絶え絶えの状態で上がってきたものですから
喉が渇いた自分はとりあえずベテランの人に無線で連絡を取って
開けてきた裏口の戸締りと巡回のやり直しをお願いして
一応、賽銭箱とかもあるので屋上の点検をすることにしました。
 
そんで屋上のドアの鍵を開けてノブをひねったときに後ろから

「ごくろうさん」

と聞こえて、先ほどのおじさんが現れました。
びっくりして振り返るとおじさんはそのまま
神社のほうへ歩いていき、溶けるように消えていってしまいました。

あとからベテランの人に事情を説明すると、

「あー、そういや明日神事があるんだった、綺麗な服を着ていたってことは
 おそらく身だしなみを整えていたんだろうね。」

と笑っていました。


あんまり面白くなかったかもですが、これが私のした不思議な体験です。

188 :名無しの霊体験:2015/03/16(月) 22:53:05.34 ID:APJ7s+PSs
会社の守神様に会っちゃったのね・・・
神様の慌ただしい御帰宅からの「ごくろうさん」になんかほんわかしました(*´ω`)
つか神様が家から閉め出されることなんてあるんですな

189 :名無しの霊体験:2015/03/17(火) 01:04:08.61 ID:1jfuLe5hO
ベテランさん肝っ玉座ってんなあ。
守上様帰る時またお姿見せて下さるでしょうか。

190 :名無しの霊体験:2015/03/19(木) 13:06:08.70 ID:YIWCcVF+s
神様も締め出し食らうのかw

191 :名無しの霊体験:2015/03/20(金) 03:28:00.86 ID:eIFr5n40O
「戸締まり」とは「内側と外側を区切る」行為だったり「結界」だったり、とかね。

192 :リアルライ有村:2015/03/20(金) 08:45:41.62 ID:RAlhAjtqs
神様もおめかし♪雰囲気の良い会社なのですね。

193 :とある名無し:2015/04/01(水) 13:27:18.30 ID:n8FqwguZ0
つい最近体験したので記念に。

自分は最近ツイてなく、仕事の失敗やらなにやら随分と落ち込んでいました。
どうやら鬱の傾向もあったらしく仕事仲間や上司からの薦めで診断書ももらって
休暇にスキーに行くことになりました。

行きなれたN県のスキー場でリフトに乗りながら何度か滑っていると雪の具合が良くなかったのか
足をとられて転倒し、スキー板が外れて長い急な坂を落ちてしまいました。

「ちくしょお・・・なんで俺がこんな目に。」

なんて思わずつぶやきながら坂を下り始めていくと、後ろから

「あおおぉぉー!!」

ってな感じでほぼ全裸のおっさんが滑り台を滑るような体勢で俺の隣を駆け抜けていきました。

止まりたかったのか手で斜面をバシバシ叩きながらすごいスピードで駆け抜けると
木に直撃して消えてしまいました。

しかもぶつかった瞬間に

「うぐぅっ!・・・・いたい。」

と残したので、年甲斐も無く呼吸困難になるほど笑い転げてしまいました。

笑いが収まるころにはもう、なんか暗い気持ちは全く無くなっていて
違うのかもしれないけれどあのおっさんはもしかして山の神様なのかな、とおもってしまいました。

194 :名無しの霊体験:2015/04/01(水) 13:40:12.04 ID:9F/DlKgB0
しばらく投稿がないようなので、呼び水代わりにプチネタを書きますよ〜。

自分の住んでいるとこは田舎なので、会社まで車通勤が普通。
もちろん、自分も車通勤。
そして、それは先日の帰宅時に起こった。

自分は見えないが、気配は感じられるタイプ。

後ろの座席に突如、嫌な気配を感じた。
バックミラーを見ても誰もいないが、何かがいる!
…と思ったら、脳内にニヤニヤ笑いの嫌な感じの女が浮かんだ。

気配からいっても、悪意の塊のように感じる。
内心焦ったが、運転中に慌てては事故る確率が高い。

そのとき、カーオーディオから流れてきたのはお気に入りの曲。
「よし! 歌おう!!」
自分は焦りと恐怖を払しょくするために歌い始めた。

自分が歌い始めると、脳内の女の表情に徐々に変化が現れた。
ニヤニヤ笑いから、徐々に何か可哀想なものを見ている目に、そして最後は俯いて消えた(ように感じた)

女の表情の変化には心当たりがあった。
実は、自分はカラオケに行ったら扱いの困るタイプの音痴。
笑えるほどの超音痴でもなく、かと言ってうまいわけでもない、まさに微妙としか言えないタイプ。

自分でも分かっていたが、霊であってもそんな表情をされると、やはりつらい orz

事故を起こさずに済んだが、心にほんの少しの傷を負った。

195 :名無しの霊体験:2015/04/03(金) 23:56:52.87 ID:DnLfuP+R0
>>193
スキー場で滑走中にコース途中の立ち木にぶつかって運悪くあの世逝きなんてのは昔からよくある話で…。
あ、うちの地元の某スキー場では昔からよくある話なんでウチの地元限定かもしれませんが。

ただ、全裸ってwwww
それは笑うしかないかもw

196 :名無しの霊体験:2015/04/12(日) 10:28:07.28 ID:TNEnQ8qes
流れ切る、と言うか。
雑談スレ読んでいたら
義妹さんが、来られて居たので。
他のまとめに、あった。
電話に出る何か居る。
皆様の中に、知ってる方も居られる
と思いますが。
こちらを守護されている、狐様は
人間年齢に、換算すると青年もしくは
新社会人くらい
義妹さんの所の狐くんは、小学生くらい
愉快なさんの狐ちゃんも同じくらい小学生
安眠妨害した、狐くんは幼稚園児くらい
お稲荷様の社会てどうゆう風に
組み立てられてるのかな。

197 :名無しの霊体験:2015/04/12(日) 12:05:06.20 ID:qvkN+D9Es
>>196
聞いた話を思い出せる範囲であげてみる(by関西)

・修行(?)して経験積んだらしっぽ増える
・基本親が居る。ある程度は親元で育つ(稀に例外あり)
・人間の食べ物は嗜好品的な物で、本当の意味でのご飯は別物
 (↑どっかから狩ってきて食べてるみたいな事を言ってた)
・油揚げは妖怪(?)の行商人みたいのが売りに来るやつ限定
・そこら辺の社のお稲荷さんは後継ぎ難っぽい
 (↑それなりに力のあるお狐様が減ってるとか何とか)
・引退したら伏見稲荷に還るらしい
・伏見稲荷の奥(?)には特殊な役割のお狐様がいるらしい
 (↑代替わりしたばっかで小さい女のコらしい)

198 :名無しの霊体験:2015/04/12(日) 17:59:08.95 ID:rYq7B+PYs
197さん、ありがとう。
稲荷の世界も、後継不足なのか。

199 :名無しの霊体験:2015/04/14(火) 23:04:37.66 ID:iLeOXgbss
チラッx・) おひさしぶりです。

(略)愉快な仲間の者です、最近前に話した新人さんが梨の妖精なみにハイテンションであられることと、病院であった面白い幽霊の事話してもよろしいですか?

200 :名無しの霊体験:2015/04/15(水) 01:23:46.34 ID:rGTKE1MSO
愉快な仲間さん、どうぞどうぞ〜

201 :名無しの霊体験:2015/04/15(水) 09:32:33.95 ID:IevHijIqs
ふなっしーが梨の妖精という設定に吹いた
初めて知ったわ。つかあいつは妖精ってより妖怪の部類だろうと小一時間

202 :名無しの霊体験:2015/04/15(水) 22:41:19.14 ID:ucolo4JMs
>>200さんありがとう。>>201さん 私は最近まで妖精だと知らなかったよ、普通に妖怪か何かかとww
では新人さんの話から。

ここ何ヵ月か休職中で会わなかった新人さんですがもうすぐ産まれるので入院しているのですが、病室にはいってきて(裸で)

「出産頑張るなっしいぃぃぃぃ!応援歌してるなっしいぃぃぃぃ!」

スライディングズシャーからのハイジャンプを見せられた場合どう反応しろとww

それからくる度に語尾になっしーとかつけるのはやめてほしいですww

203 :名無しの霊体験:2015/04/15(水) 22:57:24.47 ID:ucolo4JMs
もうひとつの面白い幽霊の話はなぜか外来受付に居座っている見るからにアイドル大好きなご老人、受付の所にあるテレビを勝手にかえてはアイドルがでている番組をみたり、たまに時代劇を見たりしていて振り付けとかキレッキレで完璧に踊っていたりしてますww

………そこまで面白い幽霊でもないですね、すみません。

204 :名無しの霊体験:2015/04/18(土) 22:58:24.06 ID:Y2FaBCfO0
>>203
待合室でご老人のキレッキレなダンスなんか見たら
私なら噴くわwww

205 :名無しの霊体験:2015/04/18(土) 23:55:08.15 ID:MC7hKGMEs
ふな○しーモドキとアイドルオタ幽霊じいさんか
愉快な仲間達にますます愉快な仲間が増えてますね・・・
とにもかくにもおひいさんと御子の健康を祈ってますw

206 :名無しの霊体験:2015/04/20(月) 12:56:47.45 ID:1p1JEh3nO
流れを切って申し訳御座いません。
本スレで最近『後ろの人』と呼ぶ日本兵の話をした者です。
笑える話を投下した所、出会いを…と言って頂けたのでお邪魔しに来ました。
若干ホラーなのです(そこまで怖くないです)が、
書き込ませて頂いてもよろしいでしょうか?

207 :名無しの霊体験:2015/04/20(月) 21:52:01.83 ID:X6yo0JZ6s
イイヨーイイヨー

208 :後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu:2015/04/21(火) 00:26:37.05 ID:m57w098Q0
ありがとう御座います。
では早速…長くてぶつ切りになりますのでコテをつけさせて頂きました。
フェイクも混ぜているので、おかしなところはお見逃し下さい…。



私はあまり霊感がなく、幽霊を見たことは(後ろの人以外で)一度しかありません。
気味の悪い何かに声を掛けられたことは何度かあった気がしますが、普通に空耳だと思って生きてきました。
今思えば『耳』だけが良かったのかもしれません。

そんな私が後ろの人に出会ったのは、今から一年半程前のことです。
私はその日、恥ずかしながら会社に遅刻しかけておりました。
家を出た時間は、いつもであれば会社の門を潜るか否かといった頃。
焦っていました。
当時は昇格して1ヶ月も経っておらず、本当に酷い失態だったと思います。
恐らく顔面蒼白で慌てていた私の耳に、初めて『声』が聞こえたのもこの時でした。

「手 伝 っ て あ げ る ね」

幼い子供の声でした。
何の前触れもなく耳元で囁かれた言葉に、私は振り返りました。
誰もいません。
けれど、誰かがいました。
本当は気付いておりましたが、焦っていた私は気のせいだと思い込むことにしました。
何より、風は強いけれど快晴の朝。幽霊が出るような日和ではなかったのです。
慌てて自転車に跨った私は、こうして不思議な一日を迎えることになりました。

209 :後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu:2015/04/21(火) 00:27:19.20 ID:m57w098Q0
違和感と言うにはあまりの異常が、すぐに起こりました。
まず、職場に向かう道が変なのです。
景色が早送りのように流れて、信号も全て青。
そこから考えるに、恐らく私の移動速度が尋常ではない筈なのに、道行く人は誰も私に視線を向けない。
はっきり言って何が何だか分からなかった。
そうして気付いた時には、既に私は会社の前にいました。
恐る恐る時計を見ると家を出た時間から3分が経っておりましたが、遅刻と言う程の時間でもありません。
しかし、本来であれば自転車を必死に漕いでも30分はかかる距離なのです。
私は時計の故障を疑いましたが、現に朝礼すら始まっておりません。
混乱のあまりその場で突っ立ったままの私に、なたも後ろから声が掛かりました。

「ほ ぉ ら 、 間 に 合 っ た」

ゾッとしました。
振り向くことさえ出来ませんでした。
だって、先程と同じ子供の声なのです。
耳の奥で、後ろで、くすくす笑う幼い男の子の声。
酷くねっとりとした、悪戯に成功したのを自慢するような話し方でした。

「ね ぇ 、 嬉 し い で しょ ?」

私は瞬間的に「絶対『これ』に返事をしてはいけない」と強く思いました。
聞こえていることを悟られてもいけないと、慌ててロッカーに走りました。

210 :後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu:2015/04/21(火) 00:30:15.67 ID:m57w098Q0
しかしそれから昼が過ぎても、特に異常は起こりませんでした。
一人になると何か起こるのではないか…と勝手に警戒していたのですが、そんなこともなく(笑)
正直なところ、安心しました。
やはり朝のことは気のせいだったのだと。
気のせいじゃなかったとしても、少し何かに悪戯されただけだと。
元より、あまり心霊現象などに詳しい質でもありません。
私の中では、そこで終わるべき話でした。


またもおかしなことが起こったのは、夕方のことです。
あんなに晴れていた空がみるみる曇り、外は土砂降りの大雨になっていました。
室内はいつもに比べて薄暗く、どんよりと湿っています。
しかしそれには明確な理由がある(大雨)ので、私はちっとも怖くありませんでした。
それにあれからは何も起こってない! 一人で出来るモン!!
あっさり恐怖心を忘れた能天気な私は、そうして一人で倉庫に物を探しに行ってしまったのでした。
雨粒が窓や屋根に叩きつけられる音を聞きながら、ガサガサと書類を漁っていたところ、ふっと陰る視界。
ああ、誰かが後ろに立っているなと感じた瞬間、声を掛けられました。

「…すみません」

しかしそこで聞こえたのは、件の子供の声ではありませんでした。
ならば人だろうと反射的に振り向きかけて、ふと「おかしい」ことに気づき身体が強ばります。
上品そうな女性の声は、聞き慣れた同僚達のそれではありません。
ここは倉庫です。入れる人間は限られています。そしてその中に知らない人などいない。
況してや外部の人間など決して入れる場所ではありません。
そもそも狭い倉庫内で、ドアを開閉する音に気付かない訳がないのです。
もう、心臓が縮み上がりそうでした。

211 :後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu:2015/04/21(火) 00:32:22.75 ID:m57w098Q0
私は振り向きかけた体勢のままで固まりました。
どうずれば良いのかさっぱり思いつかず、思考は完全に停止していました。

「すみません…すみません……すみません……ねぇ…すみません……」

しかし何度も、何度も、私を呼ぶ女性の声が響きます。
直感的に「お婆さんがいる」と思ったその時の私には、声の主の姿がはっきりと想像出来ていました。
恐怖で指の先が冷たくなるのが分かりました。

「何 で 無 視 す る の ?」

耳元でした。
振り向きかけていたからか、そのナニカは私が『聞こえている』と気付かれていたようです。
しかもその時、最悪なことに声が増えてしまいました。

「や っ ぱ り 聞 こ え て た ん だ !」

お察しの通り、それは今朝に聞いた不気味な子供の声です。
お婆さんの気配が掻き消えた代わりに、何かもっといけないものが出てきた、と思いました。
そしてそこが、私にとっては恐怖の限界でした。

212 :後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu:2015/04/21(火) 00:33:12.66 ID:m57w098Q0
もはや悲鳴すら上げられず無言で倉庫を飛び出した私は、走って同僚のいる部屋に戻りました。
しかし、今朝とは明確に違ってしまった点があります。
お婆さんはいなくなりましたが、子供の声がついて来てしまったのです。

「ねーねーねーねーねーなんで無視するのねーねーねーねーねーねーねーねーねー
 ねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねー
 ねーねーねーこっち向いてよぉねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねー
 ねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーってば聞こえてるんでしょねー
 ねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねー
 ねーねー……ねぇってば!! ねーねーねーねーねーねーねーねーねー聞こえて
 るんでしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!?」

恐怖でした。
ここで耳を塞ぐ素振りをしたら、駄目だ。気付いていない振りをしなきゃ、駄目だ。
返事に相当する行動をとったら、駄目だ。泣いたり騒いだり息を乱したら、駄目だ。
あくまで「慌てて何かを思い出して仕事に戻っただけ」と思わせなきゃ、絶対に、駄目だ。
頭の中でガンガンに鳴る警鐘と、目眩がする程同じことを言い続けている子供の声。
耳鳴りと吐き気を堪えて、私はただ必死に冷静を装って自分の仕事に没頭しました。
諦めたのか飽きたのか、数分で子供の声は聞こえなくなりましたが、流石にもう安心は出来ませんでした。

213 :後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu:2015/04/21(火) 00:36:05.02 ID:m57w098Q0
恐怖と緊張でいつもの倍は疲れた状態で就業を迎え、ヘロヘロと自転車を漕ぐ羽目になりました。
信号が変わるのを待ちながら、精神科とお祓いのどちらが行くべきか悩むも、
ともかく今日は家に帰ろうと結論づけた時、最後の事件が起こります。

「「「危 な い ! ! !」」」

色々な声や悲鳴が混ざっていました。
正面で信号待ちをしていた中年の男性や家族連れ。
私から少し離れた場所に立っていたらしい年配の女性。
そして、例の不気味な子供の声。
私は一瞬、何が起こったのか理解出来ませんでした。
ただ、自分の身体が『自転車ごと思い切り後ろに引かれてウイリー状態のままバックした』ことを感じ、
つい今しがた『自分が居た場所にバイクが突っ込む』瞬間を見ていました。
凄い音がして、バイクが電柱にぶつかりました。周りは凄まじいパニックです。
どすん、と音を立てて自転車の前輪が地面につきました。
呆然とした私はそのまま自転車ごと横に倒れてしまいましたが、すぐに周囲の方に助け起こして頂きました…。
救急車や警察を呼ぶ人に混じって、巻き込まれかけた私を気にかけて下さった方が沢山いたのです。
しかしその方々が一様に、

「自転車ごとぶわっと浮いて、後ろに下がったように見えた」

と首を傾げる中、私はとても言えませんでした。
誰かに凄まじい力で左肩を掴まれたこと。
そのまま自転車ごと後ろに引き摺られたから助かったこと。
バイクの運転手をはじめ、全員無事の交通事故でしたが、私の心臓はバクバクでした。


「君 、今 の で 死 ん で た か も」


そう笑う声の主を、少年なのだと思っていました。
でも、事故の寸前に私の肩を掴んだナニカは完全に大人の男性のものでした。
唐突に「ああ、憑かれたな」と言う実感と「殺されるのか」と言う恐怖で歯の根がガタガタに。
肩がずきんずきんと鈍く痛むのにも恐怖を煽られて、周りの方に酷く心配をおかけしてしまいました…orz
とは言うものの奇跡的に怪我はなく、何より混乱していた私は、
他の目撃者の方々に現場を任せ、その場を離れさせて頂くことに。

214 :後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu:2015/04/21(火) 00:39:38.58 ID:m57w098Q0
そうしてふらふらながらようやく家に帰りつき、風呂場で服を脱いだ時のことです。
首に程近い左肩に大きな手形がくっきり残っていたことで、流石に悲鳴を上げて母に泣きつきました。
本当に怖かったです。ここら辺までは。

と言う訳でまだ続きます…が、あまりに長いので一旦切りますね。
また書き溜まったらお邪魔しに来ます。
あ…ちなみに自転車は後輪がパンクしておりました…oh……!

215 :名無しの霊体験:2015/04/21(火) 21:13:05.14 ID:m57w098Q0
じゅうぶん怖いのは俺だけか…?((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

216 :名無しの霊体験:2015/04/21(火) 22:24:01.81 ID:m57w098Q0
待って。なんで俺のIDが後ろの人の話書いてる人と一緒なの。

217 :AA:2015/04/21(火) 22:25:51.29 ID:y5KZmTNGO
これは怖い…
ま、ここ外伝だし、現在は問題ないようだから続きをお待ちしてます。
落ちがあるといいな…

218 :名無しの霊体験:2015/04/22(水) 03:29:39.89 ID:z05IS5qjO
遅刻もバイク事故も助けてもらってるじゃん

219 :名無しの霊体験:2015/04/22(水) 15:43:02.43 ID:Zysk0eFFs
この状況で「助けて貰った!」って思えないだろ...。
結果的にはそうだとしても、この時点じゃ洒落怖物件じゃんwwww

220 :名無しの霊体験:2015/04/22(水) 19:59:33.20 ID:8R5/4acks
ちょっと思ったんだけど、霊の範疇内で
時間短縮?空間移動なんてできるの?
なんか、すごいね。

221 :とある名無し:2015/04/23(木) 15:33:21.50 ID:lCl/It+70
すごいね!霊体!(ハート

222 :名無しの霊体験:2015/04/23(木) 19:13:59.04 ID:ubnPrgfts
生きてる人間でも気合入れれば時間短縮できるときもあるんだし
そんなもんなんじゃね?

223 :600:2015/04/23(木) 20:18:40.44 ID:7g8XqK4ss
自転車持ち上げちゃったりね!

224 :後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu:2015/04/23(木) 23:50:42.56 ID:NnVrV1Ns0
今晩は。後ろの人について色々書いていた者です。
まさかの身内バレがあり、ごたごたで書き込みに来れませんでした…orz
後ろの人の話は母にしかしていなかったのですが、
>>215が私と同じID=同じルーター(書き込んだPCが別)でほぼ家族確定→確認作業→互いに住人でした。
世間は狭い…と言う訳で怖がらせてごめんなさい、お兄ちゃん。
しかし残念ながら、あなたも一年半くらい前からそんな後ろの人と一緒に暮らしてた訳です\(^O^)/

と、そんな事情があってちょっと書き込むのが気恥ずかしいのですが、
ここで書きかけで逃げするのも申し訳ないので続きを投下させて頂きます…。
>>214からの続きになります。

225 :後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu:2015/04/23(木) 23:52:45.43 ID:NnVrV1Ns0
結論から言うと母は最初、幽霊の存在を信じてくれませんでした。
何なのあんた成人も越えて…みたいなドン引き反応。
ちなみに母も全くの0感で、他の家族三人が見えた時(私が唯一見えた霊です)も、一人だけ見えなかった人でした。
しかし私があまりにも騒ぐので、母は霊能力があると言う知り合いの知り合い…みたいな胡散臭い人に連絡をつけてくれるとなり、
話としては一旦ここで収まりました。
が、だからと言って私の気持ちは収まりません。

「犬がいるねー可愛いねー!」

何故なら、キャッキャキャッキャと騒ぐ変なものがまだ後ろにいたので…orz
ちなみに飼い犬は完全に後ろの人が見えていたようなのですが、一瞬ビクッとした後は我関せずと言った様子でした。
犬が吠えなかったこともあり母は信じてくれなかったのですが、
私は私で「犬の反応的に、悪い奴ではない…のか?」ともここでは思いました。
何にせよ怖いことに変わりはなかったので、その晩は犬を自室に引き込んで、寝ないまま朝を待ちました。
後ろの人は暫く私に話しかけて来ていましたが、反応を返さないと悟ると「つまんなーい」と言ったきり黙りました。

226 :後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu:2015/04/23(木) 23:55:14.97 ID:NnVrV1Ns0
数日経っても、例の子供なのか大人なのかよく分からない何かは私の後ろにくっついたままでした。
そして、次第に彼の『化けの皮』みたいなものが剥がれ出してもいました。
全く反応しない私にめげることなく、相変わらず何やかんやと話し掛けては来るのですが、
初日と違ってちょっと意味が通じないと言うか…現状に沿わないことばかりを言い始めたのです。
例えば「これでは人数が足りません」とか「まだ動けますか?」とか、果ては日本語かすら怪しいものまで。
この時の彼は壊れたラジオみたいに(でも一生懸命に)ぶっつんぶっつんと喋り掛けてくる、結構ホラーな存在でした。

でも、慣れって怖いですね…。

私はスルースキルにポイント全振り。そのままレベルを上げ続け、ついには日常を淡々と過ごす境地にまで至りました。
いつの間にか夜もぐっすり寝れるようになってましたし、例の倉庫にも度々行きました(仕事ですので…)
もはや私の心境としては、恐怖より諦めの方が強かった気がします。
後ろの人があーだこーだ言うのを、最初は「ゃだぁ、こゎぃょ…!」とばかりに震えていたのですが、
もうこの頃になると「チッ、相変わらずうるせーな(ペッ)」とか思えるくらいにはなっておりましたので。
同時に、こんな変なものに返事をしなくて正解だったなーとも…。
どんな形であれ助けて貰ったのだからお礼くらい…と悩みもしたのですが、今でもこの時に声を掛けなくて良かったと思っています。

227 :後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu:2015/04/23(木) 23:59:05.31 ID:NnVrV1Ns0
そんな状態が続いて一週間程経った頃、ふと思いついたことがありました。
仏壇に置いてあった法華経を、読み上げてみようと思ったのです。
実を言えば、お経を嫌がっていなくなるかも…と言う淡い期待がありました。
しかし不思議なことに、何故かその時の私は「後ろにいる変なものが消えれば良いのに」とは祈れなかったのです。
心情的には絶対そうだったのですが、何となく言葉が悪い気がして…。
確か…悩んだ末に「私の後ろにいる人が、色々なことを納得した上で正しい場所へ戻れますように」みたいな祈り方をしました。
そしてその時、ずっと壊れたラジオだった彼が、久し振りに現状に沿った言葉を話したのでした。

「君、僕の為にお経をあげてるの?」
 (……そうだよ)
「凄いね、綺麗だね…僕の為に祈ってるの?」
 (うん、そうだよ。だから成仏しなよ)
「痛くないね、凄いね…綺麗だね……」
 (そっか、良かったね。大丈夫だよー)

みたいな感じで、相手を消すどころか超喜ばせてしまったのですが、釈然としないままも何度かこれをやりました。
しかしこの時は情より警戒が勝っており、ちょっと可哀想でしたが返事は心の中だけでしかしませんでした。
後ろの人はその後、暫くの間は相変わらずの壊れたラジオっぷりでしたが、少しずつ無口かつ正気(?)になっていきました。

228 :後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu:2015/04/24(金) 00:02:14.00 ID:ailpgE1C0
しかしその数週間後、私がやらかしました。
それは念願の霊能力者(仮)の方と面会し終えた、その直後のことです。

「ねぇ●●、あれ絶対ニセモノだよ!」
「……そうだね」
「キエェェエエエエエエ!!!シャベッタァァァァァァアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!?」
「あっ、しまっ…ファーーー\(^O^)/」

私は後ろの人に、うっかり反応を返してしまったのです。
えー…原因を(言葉を選ばず端的に)申し上げますと、霊能力者(笑)は何も見えない残念なおばさんでして…。
こう、あんまりにも……だったもので、最初はいつも通りに壊れたラジオ寄りだった後ろの人までもが、

「いや、それは違うと言うか駄目だろ」

とか言い出すし、もう反射的に同意せざるを得なくて…つい……orz
しかし後ろの人は私が返事をしたことで、非常に嬉しそうでした。
余談ですが、霊能力者(偽)の言動を受けて冷静さを得た後ろの人より、
一緒に居た母がすっと真顔になった瞬間の方が私にはよっぽど怖かったです…。

229 :後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu:2015/04/24(金) 00:06:15.92 ID:ailpgE1C0
何はともあれ、私は後ろの人へ完全に確信を与えてしまいました。
しかも他に頼れそうな人(=本物の霊能力者など)の当てもなく、もう腹を括る他ありません。
有難いことに、この時の後ろの人はもう殆ど正気で、言葉も通じそうな状態でした(まだ結構ブツ切りでしたが)
既に若干の耐性がついていたこともあり、私はこうして後ろの人との直接交渉に踏み切ることにしたのです。
お経の一件もあり、気持ち的に仏間を決戦の舞台に選びました。ちなみに飼い犬を強制同伴。
そこで解ったことや後ろの人の主張を要約すると、

・先祖や守護霊などではない。
・記憶は生前も死後も虫食い状態。
・私に聞き取れない単語がある。
・偶然見掛けた人間(私)が霊的に無防備で可哀想だと思ったから見てたとのこと。
・事故の時は咄嗟に…と言うより成り行きで守った。守れたことに本人も驚いたとか。
・後ろから声を掛けるばかりで前に回らない理由は、姿を見られたくないから。
・初日以降のラリ状態が恐らくは今までの通常運転?(本人には自覚なし)
・こうして話が出来るようになったのは、双方が話す気になったから?(理由は不明確)
・現在、守護霊の代役(?)を手探りで勝手にやってみているらしい。
・ずっと痛かった身体が動いたのは、相性が良いからかもとのこと。傍に居たいそう。

その他、くだらないこと(笑えるスレで書いたネタなど)も含め、ポロポロと二〜三時間程は話し合いました。
しかし出身地、死因、年齢、職業などについては、嫌がって答えてくれませんでした(ずっと後に教えてくれましたが)
話している内に、私の中からはどんどん恐怖心が失せていきました。
我ながら単純なのですが、正気になった後ろの人があまりにも無邪気で、素直で、そして本当に楽しそうだったので。
ちなみにこの頃、買い犬は部屋の真ん中でいびきをかいて寝ておりました(…)

230 :後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu:2015/04/24(金) 00:09:27.39 ID:ailpgE1C0
結局、私達は互いに幾つかのルールと約束を取り決めた上で、暫く一緒に居てみる…と言う結論に落ち着きました。
躊躇がなかった訳でも、信頼をした訳でも、恐怖心がゼロになった訳でもありませんでしたが、
それでも彼を受け入れると決めた理由としては、

「どうせなら、もっと上手に助けてあげたかったなぁ…」

と申し訳なさそうに言われた時、涙が出る程悲しい気持ちになったからでしょうか。
私がようやく「助けてくれてありがとう」と伝えられた時も、彼はただ嬉しそうに私の無事を喜んでくれただけでした。

こうして私は、この日から改めて後ろの人と一緒に過ごし始めることになりました。
その後も彼の手を見てしまったり、守護霊が戻って来てお別れしかけたり、遊園地ではぐれたり…。
思い起こせば細やかな事件はありましたが、今も概ね平和に共存(?)しております。
また、あの日から今日まで、彼の言動が壊れたラジオ状態に戻ったことは一度もありません。
思想は少し過激なので、ごくたまに物騒なことを言い出しますが、まあ…優しい人です。恐らくは。

本当に長くなりましたが、以上で終了です。これでも結構削ったのですが…orz
何はともあれ、最後までお読み下さいましてありがとう御座いました!
レスもちょろっとさせて頂きますね。

231 :後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu:2015/04/24(金) 00:35:39.56 ID:ailpgE1C0
>>218
そもそも事故を起こしたのが後ろの人なのでは、と思っていました…。
仰る通り助けてくれただけなんですけどね。
実は、倉庫のお婆さんを追い払ったのも彼だったそうです。

>>220
時間短縮も空間移動も出来ないそうです。
後ろの人曰く「別の道を通らせただけだよ」とのことです。
生身には見えない道がいっぱいあるようで…。
だから幽霊は壁が抜けれるのかな〜と最近思います。

>>223
自転車が持ち上がったのは、恐らく私がハンドルを手放さなかったからですw
彼が実際に掴んだ箇所は私の左肩なので…。
また、どうもあの手助け(物理)は火事場の馬鹿力だったらしく、これ以降はお目にかかっておりません。


色々ご反応下さってありがとう御座いました。
後ろの人はあくまでD級(笑)なので、そう大した力はないようです。

232 :名無しの霊体験:2015/04/24(金) 08:56:45.73 ID:rMbAu9w+s
そいえば、だんたりおの人は解決したのかね。
いろいろ大変そうだったけど。

233 :元触手:2015/04/25(土) 20:37:35.93 ID:tilcaP2us
お久しぶりです、一人暮らしに戻った触手です

いえ、前回ちらりと書いた同居予定の娘さんのおうちがお化け屋敷というオチで…
上からの足音(最上階)隣からの深夜の歌声(隣は企業)
締め切った中を吹き抜ける風とガタガタ鳴るドア
これだけなら同居してたと思いますが、娘さんがちょっとヤバくなってきたので
申し訳ないとは思いつつも巻き添え喰らわないうちに出てきました
確かこの前に買った家もいわくつきで最終的に包丁振り回して暴れたんだっけか
刺される前に逃げましたorz

234 :名無しの霊体験:2015/04/26(日) 00:35:56.92 ID:3oX4DNPhO
元触手の方、なんと言うか大変ですね…

235 :名無しの霊体験:2015/04/26(日) 08:48:54.06 ID:Ie2sPOgEs
霊云々より前に娘さんの精神状態がもともとやばそうだね…

236 :名無しの霊体験:2015/04/27(月) 00:06:56.87 ID:+OvCVx9qO
流れ切って失礼します。
厳密には心霊体験じゃない話。

よくある話かもしれないが、最近夢で見たこと一部が現実でも起こるようになった。
出来事や事件は夢のとおりだが、登場する人が微妙に違う。
自分の同僚や知人の中に知らない人が一人いる。
毎回とまではいかないが、現実になる夢の時は大体その人がいる。
会話することもあるので、声は何となく覚えてるけど、格好とかは記憶に残ってない。

そんな感じで色々夢でみて、たまに命救われたりしたけど長くなるので割愛。

夢の中でしかみない人だったんだが、最近寝入り端にその人の声が聞こえてびっくりした。
「○○部長はホントに何考えてんだか…」
のような上司の悪口?を。
夢の中のノリで「ですよね〜」とか言っちゃったんだが、私は相当疲れてるんだろうか。

以上、長文申し訳ない。

237 :名無しの霊体験:2015/05/05(火) 20:54:07.70 ID:Whyd0gtQs
いつぞや先生の家を書き込んだもんです。
スレも静かなようですし、長文ですが流れを読まずに投下。

今から10年ほど前、アメリカに1ヶ月程語学留学していたとある晩。
夜中に誰かの気配がして目が覚めた。
借りている部屋がホストファミリーの妹ちゃんの部屋だったので、なんぞ取りに来たんか?と思い目を開けた。

窓の前に、スーツ系の礼服を着た長身の男が立っていた。
逆光で顔はよく見えないが、ホストファミリーに該当人物はいない。
(全員日本人の筆者より背が低い)
誰何しようにも、真夜中な上、半透明の相手なので明らかに幽霊さんこんばんはだしどうしよう?
と悩んでいると、筆者のほうみてニヤリと笑った。

あ、これとり憑かれたな…

確信はあったけれど、その後アメリカ滞在中にそいつに再会することはなく実家に帰ってきた。

帰ると、実家の玄関に覚えのない盛り塩がしてあった。
「おかん、何ぞあったん?」
「うん、まぁ、ちょっと…」

何があったか引っかかりつつ、次の日から普通に登校すると、教室にヤツがいた…orz

(*゚▽゚)ノ
いや、にこやかに待ってましたされましても…
(´・ω・`)
もしかして、家の盛り塩はおまえのせいか!
( ̄∇ ̄)
いや、ほめてねーよ
(゚Д゚)
もしかして、家を閉め出されたからここで待ってたん?
(^_^)b
もしかして、居座る気満々?
(*^o^*)
……orz

238 :名無しの霊体験:2015/05/05(火) 20:54:29.29 ID:Whyd0gtQs
(続き)
どうも、話を聞いてみると、ホストファミリーは宗教上の理由で幽霊の存在は全否定。
出てみたけど気がついてもらえず寂しかった。
そこに筆者がやってきて、自分に気づいてくれたのが嬉しくてついてきたらしい。
結局、他の人に迷惑を掛けないことを条件にしばらくおいてやることになった。

因みにトイレで霊感の強い友人にばったり出くわしたが、筆者の顔を見る前に後ろの奴に目を留めサイレントに叫び声を上げてにげていった。

(T^T)オイラナンモシテネー

そんなこともありつつ、異国の日常がおもしろいのか、日々筆者の後ろでwktkしていた。

そうこうしてるうちに前期中間のシーズンがやってきた。
基本かまってちゃんだが、待てはできていた。
受験生の筆者がしばらく放っておいたらとうとう、我慢ができなくなって数学のテスト中に

「かまってー」

と視界につり下がってきた。
普段であれば、はいはい後でね、と流せる。
テスト中の筆者にそんな余裕があるはずもなく、がっつりどやしたらしばらく教室の隅でいじけていた。
その日の昼休み、昼寝しようとしていたら、
筆者をポンポン叩く奴。
(・_・、)
「…、逝くよ…」

そん時殺人的に眠かったんで
「そうか、達者でな…」
といって寝た。

起きたら奴はいなかった。
居なくなるとあんな奴でも寂しいもんだな…。


それからしばらくたったある日、映像が視界に割り込みで入ってくる。
霊のアイツからのビデオレター?だった。
雲の波間のような景色をバックに「あの世で元気にやってるよ」と。
最後にお礼だと、ドラゴン●ールの元気玉のようなものをもらった。
この時、筆者は折しも前期期末の日本史のテスト中。練っていた長文論述の答案は霧散したけれど、なんだかアイツらしいやと思ったら妙に納得した。

馬鹿は死んでもなおらないっていうけれど、間が悪いのも死んでも、
いや、成仏しても治んないんだなー。

239 :名無しの霊体験:2015/05/06(水) 01:50:23.11 ID:gAm7ZRPkO
ええ話やないかw

240 :名無しの霊体験:2015/05/23(土) 02:31:33.37 ID:cq0KOtTZ0
何処に書けばいいか迷ったんですがとりあえずここで。
僕は小さい頃から霊が見えています。
実家の廊下を歩く着物の女やちっさいおじさんの霊。
そして霊感なのか分かりませんが相談スレに書いてある知り合いの身の危険を予知する夢を見る力(と言っていいのか)
まあ、本題に入りますと父方の祖母が大事にしていたニッコリ笑った40cmサイズのおじいさん人形が付喪神になったのか
霊体として行動を始めたんです。
人形自体はケースに飾ったままですがおじいさんは祖母の家じゅうをちょこちょこ動き回っていました。
僕と母以外霊感なし族の家族は見えておらず、母はこの世の物では無い物に関わろうとしなかったので僕も無視をしていました。
ですが、ある日うっかり視えるのがばれてしまいます。
祖母と仏間の掃除をしていた時おじいさんが走り回っていてうっかり神棚の花瓶?を一つ落としてしまいました。
それを見ていた僕は祖母の上に落ちて来る花瓶を箒の柄で叩き落とし「えびすさん、あぶないじゃないか!」と怒鳴ってしまったんです。

241 :名無しの霊体験:2015/05/23(土) 02:49:08.68 ID:cq0KOtTZ0
続き

普段から幽霊と関わるなと言われているのにうっかり怒鳴ってしまった僕におじいさんは嬉しそうに話しかけます。

「わら、視えるんか?」

「あにを無視する、視えるんじゃろ?」

祖母がいるし、と答えずにいるとおじいさんは諦めたのか何処かへ行ってしまいました。
掃除も終わり仏間の畳の上で寝そべり(そこがお気に入りだった)絵を描いていると奥の襖から顔を出すおじいさん。
来たよ……と脱力しているとおじいさんは嬉しそうに走って来ると僕の腕に座り言いました。
「いちちゃんでもわらでもいいから、桐箪笥の後ろに落ちたわしの竿を取ってくれ」
僕はその時まだ小学4年生だったんで桐箪笥を動かせる力なんてありません。
困ってしまい、どうするかと考え伯父さんの部屋へ向かい伯父さんを呼んで箪笥を動かしてもらいました。
奥の方に埃をかぶった小さな釣竿が一つ。
何事かと見に来た祖母が「こんなとこにあったのね」と言って嬉しそうに伯父さんから受け取り、流しで綺麗にして人形に持たせていました。
おじいさんは満足そうにうなずくと「ありがとさん」と消えてました。
これがおじいさんとの初めての会話で、生活の始まりです。

242 :名無しの霊体験:2015/05/23(土) 02:53:29.99 ID:cq0KOtTZ0
>>241つけたし「あに」とは自分の地域の言葉で「なに?」
「わら」は「おまえ」です

243 :名無しの霊体験:2015/05/23(土) 03:41:11.65 ID:cq0KOtTZ0
誰もいないけど続きを書くよー。
おじいさんは、えびすさんの顔をしているが本当にえびすさんかは定かではない。
付喪神と言っても祖母(享年89)が手に入れたのが結婚した時で多分20歳の時。
僕は付喪神かな?と思ってはいるがおじいさんは自分にあった人形であれば入れるらしい。
現に一人暮らしの為に引っ越した時、555の人形に入ってついて来た。
小学校時代もランドセルに付けていた祖母お手製のクマ人形型御守りに入れたし。
遺伝の元である母に聞いても詳しくないから知らないと言われた記憶がある。
おじいさんは祖母を守っている訳でなく、ただいるだけの存在って事もあり認識している僕について来ていた。
そもそもとある体質のせいで僕に守護霊がいないせいもあり暇なおじいさんは散歩ついでと言っていたと思う。
田舎で山の頂上に住んでいるせいか子供だったからか神隠しに遭うって言われている森や猪の縄張りである林で遊ぼうとすると必ず一緒だった。
ザリガニ釣りに行った時もおじいさんは自前の釣竿で一緒に釣りしたり、なんというか相棒的な感覚になっていた。
仏壇に供えてあるまんじゅうを食べたり祭りになると酒を飲んだり霊らしくない霊だ。
厄介な体質の僕を守ってくれたり、運命共同体にも思っていた。

244 :名無しの霊体験:2015/05/23(土) 04:16:54.67 ID:cq0KOtTZ0
どのくらいの長さまでがOK範囲か分からないけどぶつ切りはあれ何で一気に書きます。

高校生になってもおじいさんはいた。
何年もの付き合いの親友となっていたおじいさんがある日寂しそうに呟く。
祖母がガンで入院して寂しいのかと話を聞くと、「いちちゃん、もうすぐだ」と言って溜め息を吐いた。
そっか、退院すんのか……やっと帰って来れるのかと祖母の部屋を掃除した。
でもおじいさんは寂しそうに本体?の近くに座って溜息を吐いている。
「おばあちゃん帰って来るんだからさ、もっと明るくなりなよ」
「坊主、頼みがある」
おじいさんは、本体を祖母の入院先に持って行って欲しいと言った。
祖母の元気な姿が早く見たいのかと僕は着替えを持って準備している父に恵比寿様を渡して持って行ってもらうよう頼んだ。
バイトがあるからお見舞いにはいけないけど、とおじいさんに言って見送った。
「いちちゃん、もうすぐだ」の意味が分かったのはバイトが終わって携帯を見た時で親からの着信が沢山残されていておじいさんの言葉を思い出した。
そっか、そういう事かと泣きそうになりながら親の迎えを待って祖母の家に向かう。
葬式の間、おじいさんはずっと祖母の近くで項垂れていた「僕のそばじゃなくておばあちゃんの近くにいたら」と思うとやるせなくなり目を合わせなかった。
その晩、火を絶やさないようにと見張りをしているとおじいさんは祖母を見て言う。
「いちちゃん年取ったなぁ、旦那を早くに亡くして……坊主の父親に手を焼いて、ご苦労さん」
「ねえ、おばあちゃんと一緒にいたら変わってた?」
「……いいや、変わらなかったさこれは決まっていた事だから気にするな」
おじいさんはそう言って笑うが、やっぱり寂しそうだった。
でも、と言いかけた僕におじいさんが遮るように語る。
「人は生まれてから死ぬまでの運命は決まっているから無理に変えようとしてはいけないんだ、だからわしが誰のそばに居ようと変わりはしなかった……ただ」
「ただ?」

245 :名無しの霊体験:2015/05/23(土) 04:17:33.98 ID:cq0KOtTZ0
長いっていわれた(ノД`)・゜・。

「いちちゃんが大事にしてくれたから感謝をしたかったのに、わしは何も出来なかったのが心残りなんだ」
いつも遊んでくれたおじいさん、入院した祖母の代わりに守ってくれていたのだからなにも出来なかったっていうのは違うんじゃないかって思った。
出棺の時、器だけでも一緒にと恵比寿人形をおじいさんの願いで棺桶の中へ入れてあげた。
「おつかれさん」
おじいさんはそう言うとにっこりわらって見送る。
今でも僕といるのは祖母がおじいさんに守ってあげてと願ったかららしい。
今も昔も笑える体験や怖かった体験を経験させてくれた恵比須顔のおじいさんの話は嘘の様で本当の話。

246 :えべっさん:2015/05/24(日) 01:37:46.41 ID:k1TOL/fF0
本スレで僕のややこしい体質についてのリクエストがあったので書きます。
えべっさんが言うには、産まれた時の病気で死の淵をさまよった時に悪い物に印を付けられ集まりやすい体質になったそうです。
怖い夢を見たり、あちらさんに連れて行かれそうになったり守護霊がいないのも悪い物に喰われたらしい。
「坊主にあつまる奴らを追い払う事は出来るが、倒す事が出来ない」とえべっさんは言ってました。
とにかく、えべっさんよりも強い守護霊を手に入れるか作るしかないらしい。
元々空想の世界に入りやすいから作るのはたやすいだろうが、ちゃんという事を聞いてくれるのが来てくれるのかというのが問題だと言う。
霊感さえなければ印は無意味だが、最悪な事に母親の霊感が遺伝してしまいそれも危険夢(夢の中で知人が怪我すると現実になる)や夢の中での霊とのリンクのせいで
強くなってしまっているらしく、なかなか霊感も消えないそうだ。
とにかくえべっさんが追い払うしかないらしい。
詳しく知ってしまうと自覚することとなり、今まで以上に見つかりやすくなるからこれ以上は言えないと言われた。
危険夢についてもどんな意味を持ち、どう使えばいいのか分からないがセーブしないとやがて壊れると言われている。
例えるなら「エンジンかけっぱなしの車」でいつか故障するらしい

247 :名無しの霊体験:2015/05/24(日) 03:51:20.43 ID:KKh85GO4s
>>246
よし、俺と一緒にタルパを作ろうぜ

248 :えべっさん:2015/05/24(日) 13:05:52.08 ID:k1TOL/fF0
>>247
た、タルパとは?w

249 :名無しの霊体験:2015/05/24(日) 14:29:53.77 ID:KKh85GO4s
>>248
タルパで検索すれば詳しい内容が出てるwikiとかがあるから、詳しく知りたいならそっちを見る
簡単に言えば自分で作る霊体ってやつだな

250 :えべっさん:2015/05/24(日) 15:10:08.74 ID:RSI204oqs
>>249
タルバってそういう意味なんですねw
なんかの同盟かとww

251 :八百:2015/05/24(日) 23:11:45.52 ID:KCWT+DXAs
タルパといったらこんな話があるそうな。

20世紀のチベットで実際にこれらの実践を見たフランス系ベルギー人の
アレクサンドラ・ダヴィッド=ネールの著作でも、トゥルパ(タルパ)という用語が使われている。

「ひとたびトゥルパが現実存在として振る舞うのに十分な生命力を与えられると、それを創造した人の支配を脱してしまいがちである。
チベットのオカルティスト〔行者〕の言うには、身体が完成して親から離れて生きることができるようになった子どもが母胎から
出ていくように、これはほとんど自動的に起こるものである。」

ダヴィッド=ネールは愉快なフライアー・タック〔ロビン・フッドの仲間の陽気な修道士〕のような僧侶のイメージでトゥルパを
創ったが、このような現象が起きたためラマに頼み込んで消滅させたということがあった。
後に、自分の体験が錯覚であった可能性に言及し、「私は自分自身の幻を作り上げてしまっていたのかもしれない」と語った。

ドロレス・アシュクロフト=ノウィキーとJ・H・ブレナンの共著『思念形態の魔術的用法』でチベット仏教のイダム(守護尊)の瞑想について物語仕立てで説明されているところによると、
カン・リンポチェという隠者に師事したデプン寺の少年僧ペマは、イダムは幻覚にすぎないという理解に達するよう期待された。
かれはイダムが紛れもない尊格であると教えられたが、「その考えを受け入れてしまった弟子は失敗とされ、不快な幻覚の中で残りの人生を歩むことになった」

252 :名無しの霊体験:2015/05/24(日) 23:33:32.97 ID:KKh85GO4s
まぁ、タルパに対しては否定的な意見もよくあるから自己責任ってところだな
ただ、一つの霊体を生むってことは一つの意思を生むことでもある
そこには責任ってものがあるのを忘れてはならない

えべっさんの人にとって失礼な例えになってしまうが、
ばあちゃんの人形からえべっさんが生まれたとしても、ばあちゃんがえべっさんを支配して良いわけではない

253 :えべっさん:2015/05/25(月) 03:21:55.54 ID:HL2jTRb50
>>251-252
情報ありがとうございます。
守護霊作るのも簡単には出来ないですが、やれるだけやってみようと思います。
ちなみに、祖母はえべっさん見えてないんで付喪神?になったことは知らないですw
えべっさんもただ、長年大切にしてくれたから願いを聞いたと言っていますね。

254 :えべっさん:2015/05/25(月) 03:23:34.40 ID:HL2jTRb50
えっと、えべっさんの本気を書こうと思ったけど内容的に外伝向けだからここに書きます。
小学生の時って霊能力があるとヒーローな気分になるとおもうんです。
ぬーべーみたいに妖怪や幽霊を倒せるんじゃないかと思って最悪な事件を起こしてしまった。
子供会の時、肝試しをやることになり僕は思いを寄せていた年下の女の子にカッコいいところを見せようと張り切っていた為にえべっさんの忠告をちゃんと聞いていなかった。
夜になり、肝試しが始まって年下の女の子と一緒に地図を見ながら進んだ。
もしも幽霊が出ても御守りとして魔除け効果のあるブレスレット(天然石の)を付けているから大丈夫と意気揚々でルートを回った。
墓場を通り、人気のない神社に行って賽銭箱にお金を入れて来ると言うミッションをこなそうと賽銭箱の前に立った僕はふと嫌な寒さを感じて固まる。
何かいる、そう感じた僕は女の子に離れない様に言って手を握った。
森の方から流れて来る黒い気に恐怖を覚えて神社の中へ隠れると息を殺して様子を伺う。
どうして隠れたのかは僕にも分からなかったが、今動いたら死ぬという気持ちでいっぱいだった。
絶対に物音を立てない様にと慎重に座っていると外で声が聞こえて来た。
心配した大人が迎えに来たのだ、いや違う……大人だけど全く知らない大人が嫌な意味での迎えに来たのだと理解して震える。
大丈夫、僕なら追い払える……大丈夫、魔除けの腕輪があると言い聞かせていなくなるのを待っていた。
えべっさんを連れてくればよかったという気持ちにもなり泣きそうになるのを堪えて女の子の手をしっかりと握りしめた。
「お兄ちゃん、怖いよ……帰ろうよ」
震える声で言う女の子を宥めていると声が聞こえて来た。
『ややこ、何処にいる?私のややこは何処にいる?』
例えるなら、地獄少女の閻魔あいみたいな声音で女がうろうろしている。
恨めしそうな、悲しそうな声で何かを探す女。
ぬーべーなら呪文を唱えて倒していたとお経を唱えると女がこっちを見て笑った。
ゾッとしながらもお経を唱え続けると女はゆっくりと近づいて来るのが見えて声を震わせながら唱え続ける。
『ややこ、いたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたしるしのけはいややこかえせかえせかえせかえ』
「ぎゃぁぁぁぁぁ!」

255 :えべっさん:2015/05/25(月) 03:23:59.46 ID:HL2jTRb50
がたがたと揺れる扉に女の子が悲鳴を上げると更に音が大きくなった。
このままじゃ危ないと魔除けの腕輪に触れて小さく悲鳴を上げる。
そっと触れた程度なのに天然石のビーズが床に散らばって転がった、引っ張てもいないのに糸が切れたんだと思うと同時に扉が開く。
血走って髪の毛を振り乱した女がにたぁっと笑うと僕に手を伸ばして来る。
もうダメだ、死ぬと思った瞬間。
女は何かに引っ張られる様に吹っ飛ぶ。
何が起きたのかと辺りを見渡すと長身の老人が怖い目付きで女の首を掴んでいるのが見えた。
『これ以上、坊主に近づくことは許さん』
と言うと人差し指と中指を立てて何かを呟いて女の頭から足元までを撫でる。
女は二つに裂けて消滅すると女の子の泣きじゃくる声だけが響いた。
この老人は誰なのかと見ていると老人が僕の前に立って怒鳴る。
「馬鹿者!あれほど守り無しで危険な場所に行くなと言っただろう!」
声で気付いた。
そう、この長身の老人はえべっさんだと。
一気に涙腺が崩壊してわんわん泣き出す僕を優しく撫でると早く帰るよう言って消えた。
その日以来、えべっさんは小さい姿しか見せないが僕はきっとあれがえべっさんの本当の姿なんだと思った。
ちなみに、ぬーべー気取りだった僕は大人になるまで除霊をしようとは思わなくなった。
えべっさんが言うにはあの女は子供を亡くした悲しい霊が悪霊となってしまい、子供を見つけると自分の子供だと思い込んで連れ去ろうとしているらしい。
腕輪が切れたのは、ただの安物の天然石だから守る力が負けてしまったからだと言っていた。
漏らしそうになって、もうあんな怖い思いはしたくないと強く願った。

256 :名無しの霊体験:2015/05/26(火) 15:35:47.10 ID:6j8eYD6ss
えべっさんもやるもんだな

257 :えべっさん:2015/05/26(火) 17:49:08.26 ID:7OC1nZ46s
>>256昨日、除霊師の従姉に呼ばれて
霊関係のトラブルを解決したあと従姉
の師匠に話をしに行った時にえべっさんの
正体がわかったらしいです。
九十九神じゃなくて、どうやら祖母の家に
いた土地神が僕を守護する際に怖がらせないよう
にと祖母の恵比寿人形に化けたとか?
あと、僕にえべっさん以外の守護している
霊がいるって言ってました。
でも、巣くうものだと言ってたんで
もしかしたら守護死神系の霊かなと



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